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ブログ水いぼは赤ちゃんとアトピーが危ない

水いぼは赤ちゃんとアトピーが危ない

2020.05.20

水いぼは、夏に多い、子どもの皮膚トラブルの一つで、ウイルス性の皮膚感染症です。水っぽくてつやのあるいぼができることから、水いぼと呼ばれています。正式名称は伝染性軟属腫です。

水いぼはどんな人がかかりやすく、重症化しやすいか。予防するにはどうしたらよいか?取った方がよいかについてまとめます。

本記事の内容

・水いぼの症状
・感染の仕方
・診断と検査
・感染予防
・治療
・まとめ

水いぼの症状

水いぼは小児、特に抵抗力が弱い幼児期やアトピー性皮膚炎といった皮膚のバリアが弱い方がかかりやすい病気です。

皮膚に感染して発症するまでの2週間~6週間程度かかります。

水いぼの大きさは2~5mmくらいです。表面は硬くてツヤツヤしています。中心がちょっとへこんでいます。水いぼの周りには湿疹ができやすく(水いぼ反応といいます)、かゆくて引っかき、更に広がることがあります(自家接種といいます)。

胴体、手足、わき、股などを中心に、皮膚が薄くこすれやすい部分にできやすいですが、手のひらと足の裏を除く全身にできる可能性があります。皮膚がこすれるところでは自家接種により多発しがちです。

感染の仕方

水いぼを持った子どもの皮膚と直接触れたり、プールでビート板やタオルなどを介して広がったりします。

健康な皮膚であれば、表面にウイルスや細菌などの侵入を防ぐ角質というバリアがあるので、皮膚の表面にウイルスがついただけでは感染する可能性は低いです。

外傷や乾燥などで皮膚に小さな傷があるところから感染して、ウイルスが増殖します。特に、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気があると、感染しやすく、かいてしまうことによって急速に増加することもあります。

少数ですが成人にも発症します。その多くは性感染症や免疫不全患者での発症です。

診断と検査

特徴のあるいぼを確認することで診断します。
小児ではふつうは検査の必要ありません。成人の場合には、他の性感染症の有無などを調べることがあります。

感染予防

日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会、日本小児感染症学会の4学会から統一見解が出されております。

「幼児・小児によく生じ、放っておいても自然に治ることもありますが、それまでには長期間を要するため、周囲の小児に感染することを考慮して治療します。健康な小児であれば、たいていは半年から一年程度で消失します。少数ですが、3年~5年くらいかかることもあります。」

感染力の強いウイルスではないので、お風呂や温泉などでもうつる可能性は高くはなく、入っても問題ありません。プールの使用も可能です。

ただし、タオルや水着、ビート板や浮き輪の共用を控えた方がよいです。他の人と接触する可能性が高いところの病変は、衣服または防水包帯で覆います。病変が衣服または包帯で覆われていれば、体が接触するようなスポーツも可能です。

学校を休む必要はありません。

治療

水いぼの数が少ないうちであれば、ピンセットによる摘除が最も簡便で確実な方法です。痛みを伴うことが難点ですが、麻酔のテープを使用して痛みを軽減することも可能です。

ただし、早期に摘除すると再発を繰り返す可能もありますので注意が必要と言われております。

他にも色々な治療があり、病院によってその選択肢が違います。担当医に相談して決めましょう。

まとめ

水いぼは、自然に治癒することもありますが、長期間にわたる可能性があります。多少の疼痛は伴いますが、数が少ないなら摘除も選択肢の一つです。

それほど感染力が強い訳ではありません。直接的、間接的に接触することを避けるだけで大丈夫です。水いぼの予防に3密やソーシャルディスタンスは不要です。

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