今日は樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」を読んだ感想です。
樺沢紫苑さんは精神科医師で、ブロガー、Youtuberでもあります。
情報のアウトプット量が半端ではありませんので是非ネット検索してみてください。
読書をして自分の行動がかわるか
読書をすることによって、自分の「行動」が変化し自分をとりまく現実が少しでも良くならなければ本を読む意味はありません。
考えてみると当たり前のことのようだけど、本を読み終えただけでも、記憶しただけでも意味はありませんよね。
たとえば、専門書を読んでも仕事にいかせなければ、読んでないのと同じですよね。そのことに改めて気付かされた本です。
ぼくは、月に何冊か本を読みますが、読んだあとに自分の行動が変わるどころか本の内容すら曖昧なことも多々あります。あなたはそんなことありませんか?
ぼくは大学受験の勉強の時には解けなかった問題は何度も何度も解き直しました。問題文をみたら解答がパッと浮かぶくらい同じ問題をやりました。次の日、一週間後にも解きました。予備校で徹底的に教えられました。
暗記するくらい一つの問題をやっていないと受験の本番では力を発揮できません。基本問題を徹底的にやりこんでこそ、あがることなく本番で応用問題に力を発揮できます。
本書でも同じことを強調しております。
「本の内容を記憶していないと実践なんてできやしないじゃないか」そう再確認できました。
速読・多読より深読
速読や多読がもてはやされてます。
ぼくは、たくさんの本を読みたいと思い、速読の本を買って、目の動きを速くする練習をしたことがあります。
しかし、これは読書には必要な技術ではありません。
本を読むときに必要な技術は「議論できる水準」になるまで理解するように「深く読む」ことです。
このレベルまで、読みこんで自分の頭で内容を理解できていないと行動には結びつかないですよね。
当たり前のことのようですが、なかなか実践できていませんでした。
記憶に残る読書術
もちろん、本書では記憶に残すための本の読み方もしっかりと書いてあります!
「最初のインプットから7~10日以内に3~4回アウトプットする」というのが最も効果です。
著者のアウトプットは次の4つです。1週間以内にその中の3つを行えば、行わないときと比べて圧倒的に記憶に残ります。
- 本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く。
- 本の内容を人に話す。本を人に勧める。
- 本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする。
- Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。
と、いうことで今回はこの本の感想を書いてみました。
さいごに
この本の中では、他にも記憶に残りやすい本の読み方やスキマ時間の活用方法、電子書籍の活用法、「好きな著者」に会うことで本の内容が深く理解できるといったことも紹介されております。
本を読んでも記憶していない、なかなか行動を変えることができていない人にお勧めの本です。