コラム 書評

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

年末の帰省のJRのなかで「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」を読みました。

有名な「嫌われる勇気」はアルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍です。

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100の考え方の解説が各々2ページでまとまっております。どれもすごく腑に落ちる内容ばかりです。

前向きにとらえる

前向きに病状は良くなっていることをとらえた方が改善が早いと思います!

日常の外来でよくあることなのですが、風邪で通院されている親子がいて、全く良くならないと再診される方がいます。しかし、細かくお話をお聞きすると熱は下がって、咳だけが残っているということもあります。

コップに水が半分だけ入っているのを見て「たったの半分しかない!」と思うのか「半分も入っていてラッキー!」と思うかはそのヒト次第です。

「熱が下がって良かった!あとは咳だけですね」と良くなっている症状をポジティブにとらえている親子の方が生き生きとしてます。

良くなっていないところを深く考えすぎて、そこにフォーカスしてしまうと良くなっている症状すらも打ち消してしまいます。

ポジティブ思考はいつだって誰にでもできる思考です。

健全なヒトはみんなが苦しいと思う場面でもそこから何かを学びます。そして感謝できることを見つけます。それが健全な生き方である、とアドラーは教えてくれています。

兄弟の思考

ぼくの子どもは3人です。同じように育てているつもりではあるのですが、信じられないほど性格が違います。

3人目の末っ子には「あれ?こんなに育てずらかったかな?」と夫婦そろって同じことを思ってます。

入浴後の服を着せるのも一苦労、ご飯を食べさせるのも一苦労。

本書のなかでは、子どもの性格がどのようになっていくのか解説されており、すっと頭で理解できました。じぶんは一人っ子だったので理解ができなかったのですが、末っ子ってそういうことなんだってわかりました。

  • 第一子はきょうだいの中で体格や知能において優れており、リーダーの役割を担います。大人になってからも責任感が高く、リーダーシップを発揮するようになることが多くあるようです。
  • 第二子は親の愛を独占したことがないため競争的、攻撃的で、すねた人になりがちです。「自分の人生は自分で切り拓かなくてはならない」と思う傾向があります。
  • 末っ子は甘やかされて育ちがち。そのため、自分では努力をせず、無力さをアピールして人にやってもらおうとする「永遠の赤ん坊」になりがちです。

そうなんです!我が第三子はホントに「永遠の赤ん坊」になりつつあります。というか、すでになっているのかもしれない。

末っ子はお兄ちゃんお姉ちゃんになることはなく、「永遠の赤ん坊」の地位に君臨し続けることができます。自分の力で何とかしようとする努力よりは、弱さや無力さをアピールして、親やほかの兄弟に問題解決の肩代わりをさせようとする傾向があるようです。

ただ、うえの兄弟をおしのけるように努力してのし上がっていくパターンの子どももいるようなので悲観しすぎる必要はありません。

あなたのお子さんはいかがでしょうか?ぼくはうちの子に、後者になって欲しいと願ってはいます。。。

性格はいつでも変えられる

本書ではいろいろな良い考え方が書いてあります。「もう年だし、性格を変えることなんてできない」そう思っていらっしゃる方がいそうです。

「何歳ぐらいになったら、性格を変えるのには手遅れですか」という質問に対して、

アドラーは「死ぬ 1〜 2日前かな」と答えています。

自分自身の意思で「変わりたい」と思えば、いつでも性格を変えることは可能。現在の性格は自分自身が作りだしたものだからです。

一般的には、歳をとるにつれてなかなか自分の性格を変えることは難しいと思いますが、この言葉には勇気づけられました。まだまだ自分の悪いところを変えることは可能です。

さいごに

「人生に革命が起きる100の言葉」はとても読みやすいのに役立つ考え方がたくさんあります。

ぼくは電子書籍で読みました。Amazon audibleなら3時間30分弱の再生時間です。

amazonカスタマーレビューは星5つ中の4.2です(2023年1月1日)。

とてもお勧めの一冊です。

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