みなさんの周りの「爪をかむ癖」のある方は一人くらいはいらっしゃると思います。「同級生にいたよ、すごく爪が短かった」といった思い出があるんじゃないでしょうか?
実は、ぼくの子どもも「爪をかむ癖」があって手の指や足の指までかんでしまいます。
「爪をかむ癖」は珍しい癖ではありません。なんと20〜30%のヒトに認められる癖なのだそうです。
「爪をかむ癖」の程度はさまざま
見た目には気にならない程度の癖である方、爪の伸びた白い部分を噛んでしまう子、指先の皮膚までかんでむいてしまう子、中にはぼくの子どものように足の爪までかんでしまう子もいます。
「爪をかく癖」による悪影響とは
爪をかむことは、一般的に子供のころに始まって、大人になっても続くことがあります。
「爪をかむ癖」の影響は美容面だけではありません。
爪を何度も噛むと、爪の周りの皮膚が痛くなったり、爪を成長させる組織を傷つけてしまい、見た目が異常な爪になることもあります。
また、慢性的に爪をかんでいると、有害な細菌やウイルスが口から指へ、爪から顔や口へと移動し、感染症にかかりやすくなります。
爪をかむ癖をやめる方法
爪をかむ癖をやめさせるための皮膚科医のアドバイスを紹介します。
これはアメリカ皮膚科学会からの引用です。
1.爪を短く切りましょう
かみたくならないような長さに切っておくことで爪をかむ必要がなくなり、爪をかみたいと思わなくなります。
あまりに爪を長く伸ばしているとかみたくなりますよね。
2.苦い薬を塗る
苦味のあるお薬を爪に塗ることで、爪を噛むことを思いとどまらせることができます。
爪に塗ってよいもの、口にしても安全なものを選ぶ必要があります。
ぼくもその存在を初めて知ったのでポチリました。
3.定期的に爪にマニキュアを塗ったり、手入れをする
爪を魅力的に保つためにお金をかけることで、爪をかむことが少なくなるかもしれません。
また、テープやシールで爪を覆ったり、手袋をしたりして、かむのを防ぐこともできます。
皮膚科やネイルサロンでは人工爪を作成して保護してあげる治療をしてくれるところもあります。調べてみてください。
4.爪を噛む習慣をほかの良い習慣に置き換えてみましょう。
爪を噛み様子が見られたら、ボールやおもちゃで遊ばせてみてください。
手が忙しくなると、かんでる暇はありません。
成功するかしないかはタイミングとご機嫌次第です。
5.きっかけを見つけましょう
さかむけなどの物理的な誘因もあれば、退屈、ストレス、不安などのきっかけかもしれません。
爪を噛んでしまうきっかけがわかれば、そのような状況を避ける方法を考え、止めることができます。
自分がどんな時に爪をかみたくなるのかを知ることで、問題解決につながるかもしれません。
6.焦らず、徐々に爪をかむのをやめるようにしましょう
まず、親指の爪など、1つの爪を噛むのをやめるようにします。それが成功したら、小指の爪、親指の爪、あるいは手全体の爪をなくすようにします。
目標は、どの爪も噛まなくなるところまで到達することです。
ゆっくりと焦らずに止めていきましょう。
まとめ
本日は、アメリカ皮膚科学会の記事を参考にして「爪をかむ癖」をなおす方法を紹介しました。
身近なヒトに「爪をかむ癖」がある方がいたら、この6つの方法をぜひお役立てください!