
「子どもの頬が急に赤くなったけど、これがリンゴ病?」
「治療薬がないって本当?」
「いつから保育園や学校に行けるの?」
そんな不安や疑問を感じているママのために、リンゴ病の症状や対応方法をわかりやすく解説します。
リンゴ病ってどんな病気?
リンゴ病(伝染性紅斑)はヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因の感染症です。
小さな子どもから小学生くらいまでに多く見られます。
リンゴ病の症状と見分け方

最初は軽い風邪のような症状(鼻水や咳、微熱)が現れます。
数日すると両頬がリンゴのように赤くなるのが特徴です。
この「リンゴほっぺ」が現れると、「これがリンゴ病だったのか!」と気づく方が多いです。さらに、手足や身体に網目状の赤い発疹が広がることもあります。
登園・登校はいつからOK?
リンゴ病は発疹が出る前が一番感染力が強く、発疹が出たときにはすでに感染力は弱まっています。
そのため、「頬が赤くなった時点で感染力が低下する」と言われています。
頬が赤くなった時点で、通常は登園・登校できます。ただし、園や学校によって規定が違うかもしれませんので、念のために確認しましょう。
リンゴ病の治療方法は?
リンゴ病には特効薬はありません。
発疹やかゆみ、発熱などの症状を和らげる対症療法が中心になります。
具体的には、かゆみ止めの塗り薬や保湿クリームを使ったり、安静に過ごしたりすることが大切です。
食事に特別な制限はありませんが、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
家庭でできるケア方法
入浴は可能ですが、お湯の温度を低めにして優しく洗いましょう。
発疹やかゆみが強い場合は医師から処方された薬を使うことが効果的です。
十分な睡眠をとらせ、身体をゆっくり休ませてあげましょう。
妊婦さんは特に注意!
妊娠中のママがリンゴ病に感染すると、赤ちゃんに影響が出る場合があります。
特に妊娠初期の感染は注意が必要です。
妊娠中は感染予防としてマスクをつけたり、こまめな手洗いを徹底し、感染者との接触を避けましょう。
万が一感染が疑われる場合は、早めに病院で相談してください。
リンゴ病が重症化するケース
まれに、貧血などの持病を持つ子どもは重症化することがあります。
症状が長引いたり、強い倦怠感や高熱が続くようなら、すぐに医師の診察を受けましょう。
一度かかれば二度とかからない?
一度リンゴ病にかかると通常は免疫ができますが、非常にまれに再感染することもあります。
まとめ
リンゴ病は症状が特徴的で驚くこともありますが、正しい知識を持って対応すれば怖くありません。
不安なときは早めに医療機関に相談し、安心して子育てを楽しみましょう。