コラム

なぜ子育て中のママは孤独なのか?【パパには絶対知っていて欲しいこと】

子育て中に孤独感や不安におそわれたママはいませんか?

ぼくは妻とともに三人の男の子を育ててきました。普段はしっかりとしていた妻が出産後に突然不機嫌になったり、涙もろくなったりすることがあり、なんとか乗り切りました。パパとしてはどうしたらよいか戸惑ってしまうと思いますよね。

現在では、ママが孤独や不安を感じるのはエストロゲンの働きが関係することがわかっております。エストロゲンは子宮や赤ちゃんを育てる作用をもつホルモン。妊娠から出産にかけて分泌量が増えますが、出産を境に急減に減少します。すると母親の脳では不安や孤独を感じやすくなるのです。

出産後にママが孤独感・不安感を感じることは当然のことだとパパは理解しておかなければなりません。そして、育児には周囲からの助け、とくにパパからの助けが必要なのです。

マタニティーブルーみました

ぼくは三人の男の子のパパをやっています。一人目の出産のときは心から嬉しく記憶しかありません(すいません)。二人目の出産のときは妻は里帰り出産(わたしは神奈川県でのほほんとお仕事)。子育ての本当に辛い時期は体験せずに過ごしました。

次男、三男が生まれたあとにけっこうなマタニティブルーになってしまいました。三男のときのほうが重かったです。

マタニティーブルーとは出産直後は気持ちが高ぶっていますが、産後数日から2週間程度のうちにちょっとした精神症状が出現することです。ふいに涙が止まらなくなったり、いらいらしたり、おちこんだりする症状がでてきます。

出産を機に発症する「産後うつ」は、一般的なうつの5倍以上の頻度です。

妻がこのままうつ病になったらどうしようと真剣に悩みました。自分にできることはやれるだけやった気がしますが、開業するタイミングと重なり、ぼくもかなり精神的にまいってしまい、あまり妻に寄り添った行動をとることができませんでした。

妻はなんとかそのピンチを自力で切り抜けました。そして、ぼくは「もう4人目はやめよう」と決心しました。

約7割のママが自覚「育児の孤独」【パパには理解不能???】

あんなにかわいい赤ちゃんとずっと一緒なのだから、仕事をしなくてよいからママは幸せだろうって思ってしまうかもしれません。「子育てにだけに集中してよ」なんて思ってしまうパパもいらっしゃるかもしれません。ぼくもそう思ってました(反省)。

男性には理解困難かもしれませんが、じつに母親の7割ものママが「育児の孤独」を感じているといわれています(子育てに関する意識調査報告より)。

ぼくと同じように「子育てをしているママは幸せ!」なんて思っている男性は考え直さなくてなりません。

ママと赤ちゃんといて幸せどころか、二人っきりにされて孤独だったのです。

なぞだらけの育児

ある日、妻の友達からメールが来ました、出産したばかりのママです。

「子どもがエルゴの中で寝ちゃったんだけどどうしたらいい?」

「おいおい、おろして寝かすしかねーだろう」って、男性の方は思うでしょうが、産後のママは疲労と寝不足、混乱、そして夫の無理解?のためそんなことすらも質問しなければならないくらいに精神的に追い詰められているのです。

1か月健診にいくときに「登山にでもいくの???」っくらい荷物をもっているママを見かけたこともあります。

ママ友ができないとか、ママ友との距離感に悩むママもたくさんいらっしゃると思います。

母乳が出ないのに吸い続ける赤ちゃんはどうしたらいいの?

「イクメン」を自称するには育児の60%くらいできれば多分OK。ウンチのついたおむつを交換できない自称「イクメン」はたくさんいます。

でも、ママは100%できないと及第点は出ません。誰にも育児を教わっていないのに。

なぞだらけ育児のためママはいっそう追い詰められます。

孤独の原因はエストロゲン

エストロゲンは女性の卵巣から出てくる物質です。妊娠中にどんどん分泌されてきます。

しかし、出産とともに急減に減少します。すると、脳の神経細胞の働き方が変わり、強い不安や孤独を感じやすくなります。

出産後に孤独を感じるということは当然のことなのです(ぜひぜひパパに知っておいてもらいたいです)。

孤独から「一緒に育児をしたい」へ

人間にはもともと「みんなで協力して子育てする」(共同養育)という子育てスタイルがあります。人間は毎年のように子どもを産むことができるようになり、それが人類を発展させた要因の一つですが、一人のママでは毎年のように生まれる赤ちゃんを育てることができません。

ちなみにチンパンジーは育児中の5年間は次の子どもを妊娠できません。

人間では、出産後に孤独を感じて共同養育を求めることがうながされます。「ママひとりでは育児は無理」「誰かと一緒に育児をしたい」ってサインなのです。

周囲のヒトの助けが必須

エストロゲンの減少のため孤独を感じることはとても一般的で当然のことです。ママは「誰かと一緒に育児をしたい」というサインを出していました。

核家族率が80%にも上る日本では一緒に育児する同志はパパです。

ママの孤独のサインを受け取れるかどうかは、ぼくたち男性にかかっています。

今まで失敗を重ねてきたぼくとして大切だと思うことは、「正しい答えより優しい共感」

赤ちゃんが泣いているときにスマホ片手に「ミルクじゃねーの?」とか「オムツみてみたら」とかアドバイスしている場合じゃない!(ぼくは言ってしまった言葉です)

浅はかな解答なんかとっくにママはスマホで調べ済み。「正しい答えなんか教えてもらわなくたって知ってるよ」

出産や育児でヒトと関わることの少なくなったママがイライラするのは当たり前。ママの悩みを受け止めて共有していくことが大切。

ちょっと男性の言い分をいうとイライラしているママにどのように接していいか迷ってしまうところもあります。

産後2年までに離婚が多い

「夫に対してはあきらめている」「子どもがいるから夫を結婚を維持している」「子どもがいなくなったら夫のためにご飯を作るのは嫌だ」といった声がぼくの周りでも聞こえてきます。

厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査結果報告(2016年)」によると、全体の約4割が子どもが0〜2歳の時…つまり「産後2年以内」に離婚を決意しました。

ひとり親世帯になった時の親及び末子の年齢

この数字はヤバくないですか!このような考え方になってしまってからでは手遅れです。今日からママに寄り添っていこう!

さいごに

エストロゲンの急激な減少によって、出産後にママが孤独感・不安感を感じることは当然のことです。

孤独を感じることは、「一緒に育児をしたい」というサインなので、育児には周囲からの助けが必要。ぼくもそうですが、パパの育児参加が不十分なことが多いのです。

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