「いい加減にしなさい!もうゲームをやめる時間でしょう!」「早くご飯を食べなさい!」と年中声をからしているけどなかなか言うことを聞いてくれないというお悩みのパパママはたくさんいると思います。もちろん我が家の子どもに対しても同じような悩みをもっています。子どもってなかなか親の言う通りには動いてくれませんよね!
本日は子どもが親のいうことを聞いてくれないというお悩みの原因の一つを紹介します。この記事を読むことでご家庭によっては子どもへの接し方を変えたほうがよいと思うのではないかと思います。「子どものスマホ問題はルール決めで解決します」(石田勝紀)という本から紹介します。
「いまどきの子どもたちは、親は人生の先輩じゃなくて同僚だと思っている。なんで対等な立場の人間から、あれこれ文句言われなくちゃいけないんだ」と考えています。
「子どものスマホ問題はルール決めで解決します」(石田勝紀)
立場が対等なので無理に親の言い分を押し付けてもうまくいきません。親の言うことを子どもに聞き入れてもらうには丁寧な説明が必要です。
子どもはいつも〇〇ばかりで勉強しない【いつの時代も変わりません】
ぼくの時代は「漫画ばかり読んでないで勉強しなさい!」と言われて育ちました。いまの子どもたちは〇〇がスマホになりました。いつの時代だって子どもは「〇〇ばかりで勉強しない」って親に言われて育ち、親に腹を立てているんです。
親にも言い分がありますが、子どもにだって事情があります。ぼくらの時代なら周りと同じゲームをやっていないと話についていけなくなるし、いまの時代だったら中高生にもなってスマホをもっていないと友達との交流は確実に不利になりますよね。
親を同僚と思っている子どもたち【こどもの視点】
ぼくの子ども(小学生)を見ていると自分の子どものころに比べると圧倒的に知識の量が多いんじゃないかと感じることがあります。
そりゃそうですよね。だって彼らはZ世代!デジタルネイティブ!生まれたときからインターネットが空気や水のように、あたりまえの環境としてあるんです。なんでもググって調べられる。世界中のどんな景色だって見ることができるんです。
親の経験値との差はそれほどないどころか、子どものほうがずば抜けているところもたくさん!
むかしぼくが子どものころに親が偉大だと思っていた原因の一つが経験値の差だったのではないかと考えています。情報といったら受け身で得られるテレビや本の情報でしたから致し方ありません。
経験値が同じで中学高校生となって体力も負けてくると親を同僚のように思ってしまうのも納得ができます。親でいられるのはあとはお金次第ですね。
根拠のない押しつけは子どもとの関係を崩す
いまどきの子どもたちは、親は人生の先輩じゃなくて同僚だと思っている。なんで対等な立場の人間から、あれこれ文句言われなくちゃいけないんだ。
「子どものスマホ問題はルール決めで解決します」(石田勝紀)
「でも、親だって子どものために子どもの将来を考えて言うべきところは言わなくてはいけない」っておっしゃる方がいると思います。「ダメなことはダメ!」って言いたい。ぼくも同感です。
ここで大切なことはダメな根拠をしっかりと丁寧に説明しなければ納得してくれないということです。
ある映画の中で道徳上よろしくないとぼくが思ったシーンがありました。話題の映画だったのでうちの子どもは見たがっていたのですが、「過激なシーンがあるから小学校低学年ではまだ早いね」って説明して(おそらく)納得してくれたと思います。
「子どものスマホ問題はルール決めで解決します」(石田勝紀)では、スマホを子どもに持たせる時期についての言及があります。
例えば、「中学生に入ってから」という方針であれば、できる限りその理由を説明する必要があるといっております。それができないとか、考えてみたらたいしてこだわっているわけじゃなかったというなら、持たせてあげてもいいのではないかと。
あくまでダメなものはダメと問答無用で切り捨てたり、根拠がないのにごり押しをしても親子の関係性が悪くなるだけです。
根拠をもって説明できないのであればスマホを持たせる時期なのかもしれません。親として明確な方針があるのであれば、子どもに丁寧に説明しなければ納得は得られません。
本文では、スマホを渡すときのルール作りも強調されていますが、本記事とは直接関係がないため割愛します。
さいごに
むかしの子どもとは違って、Z世代であるいまどきの子どもたちは、親は人生の先輩じゃなくて同僚だと思っています。対等な立場の人間だからあれこれ文句言われなくちゃいけないんだと考えています。立場が対等だと子どもたちは思っているので無理に親の言い分を押し付けてもうまくいきません。親の言うことを子どもに聞き入れてもらうには丁寧な説明が必要です。