クリニックは体調の悪い子どもが受診します。待ち時間もあり憂鬱な気持ちで過ごしている子どもがたくさんいます。
少しでも待ち時間が楽しくなればといつも考えています。
参考記事
いろいろなアイディアが今までに上がりボツになりました。最近、ボツになったのは、「こびとが住まう黒板 / A blackboard where Little People Live」です。これは、とても興味深かったのですが、導入するときっとご両親が苦労すると考えました。
面白がりすぎて子どもが帰りたがらなくなる危険がある。ご両親であればきっと経験したことがあると思いますが、ゲームセンターやガチャガチャを目にした子どもを引きずって帰らせる苦労。また、感冒が遊んでいると、感染が広がる機会が増えます。
予防接種のあとのおもちゃをガチャガチャにしようと考えたこともあったのですが、誤嚥の危険を考えて躊躇しました。
キッズコーナーにおくおもちゃは安全・安心であることが第一優先です。ご両親の負担になることを避けたいです。でも、子どもが夢中になって待ち時間を忘れることができる。
今回、砂川市に新たにできたSHIROさんを訪問し、そこに置かれていたおもちゃ「パープレクサス」がとても面白くて、大人であるぼくもハマったのでポチッたので紹介します。ゴールデンウィーク明けからキッズコーナーに登場します!
また、SHIROさんの訪問は子供のエンタメという点でとても勉強になったので紹介したいと思います。
パープレクサス
「パープレクサス」とは、球体の中にある立体迷路上を転がる小さなボールを巧みにあやつって、ゴールまで導くゲームです。
その立体迷路には、トリッキーな仕掛けが満載!行く手を阻む壁や障害物をかいくぐり、パープレクサスを傾けたり、回したり、重力を利用しながら、脳みそフル回転でゴールを目指します。実際にやってみるとかなり難しく何度もチャレンジしたくなります!
「オリジナル」というモードでは、最もオーソドックスなタイプの迷路が100種類も用意されており、お子様から大人の方までが楽しめます。
一見シンプルなルールに見えますが、このゲームは奥深く、一度遊んだらやみつきになること間違いありません!
これは、一人で遊ぶゲームなので感染リスクは増えることはなさそうです。球が外に飛ぶだすこともなく安全です。
SHIRO
「SHIRO」さんはファブリック製品やホームフレグランスを扱うショップです。今回訪れた、SHIRO 砂川本店は機能的かつ子どものエンタメの場でした。とっても感動的でワクワクの連続でした。
天井まで張り巡らされたジャングルネットでは子どもたちはすごく楽しそうに遊んでました。
ラウンジには、階段状のベンチとたくさんの本や雑誌が置かれて子どもたちは楽しそうに本を読んでいました。
カフェも併設されており、長い時間ゆったりと過ごすことができます。
この施設の要素を少しでも取り入れることができれば受診する子どももご家族も心が安らぐのではないかと思います。
さいごに
クリニックでは、基本的に症状があって体調の悪いお子さんの受診が多いのですが、少しであってもエンタメ要素を取り入れて、心がほっこりして笑顔で帰れるスペースを目指しています。