子どもの病気

新入園児の風邪対策:保護者ができる家庭での対策と注意点

新しく保育園や幼稚園に入園した子どもたちは、風邪をよく引いてしまい、頻繁に欠席することがあります。

経験済みのご家族からすると懐かしいことかもしれません。

我が家でも第一子と年子の第二子がの小さいころはたいへんでした。妻は一か月以上にわたって仕事に出ることができない時期がありましたし、仕事にいっても子どもの発熱のためすぐに呼ばれたり、僕も外来のない日には休んで子どもを看ている日もありました。

今年も早くも5月になりましたが、「新入園のお子さんが初めて一週間を通して出席できた!」とか「風邪が治ったらまたすぐに風邪を引いてなかなか登園できない」なんて声も外来で聞こえてきます。

本日は、新しく園に入園した子どもたちが風邪をよく引いてしまい、頻繁に欠席する原因と、それに対する対策を以下にご紹介します。

新入園の子どもがよく風邪をひく理由

新入園の子どもは以下のような理由からよく風邪をひきます。

免疫力が未熟

新しい環境や他の子どもたちとの接触により、免疫系がまだ未熟な新入園児は風邪ウイルスに感染しやすくなります。

感染源への曝露

保育園は多くの子どもたちが集まる場所であり、ウイルスや細菌が広がりやすい環境です。

特に冬季や季節の変わり目など、風邪が流行しやすい時期には、他の子どもたちから感染しやすくなります。

衛生状態の管理

保育園では衛生状態の管理が大切ですが、うまく管理されていない場合、感染が拡大しやすくなります。

手洗いや咳エチケットの徹底、共有スペースの清潔さなど、感染予防策が不十分な場合には、風邪が広がりやすくなります。

保護者ができる家庭での対策

風邪は感染症の一つであり、完全に予防することは難しいのが現実ですが、以下のような対策をすることで、風邪を予防したり、風邪にかかっても軽くすむ可能性があります。

免疫力を高める

健康的な食事、十分な睡眠、適度な運動など、子供の免疫力を高めるための健康管理を行いましょう。

予防接種

インフルエンザを含めた接種可能な予防接種をしっかり打ちましょう。予防接種を受けさせることで、感染リスクや重症化を減らすことができます。

衛生習慣の徹底

子供に手洗いや咳エチケットなどの衛生習慣を教え、実践させましょう。

家庭での休養

風邪を引いた場合には、十分な休息と治療を心がけましょう。症状が軽い場合でも、早めに休んで体力を回復させることが大切です。

保育園の連絡

子供が風邪を引いた場合は、保育園に連絡し欠席の理由を伝えましょう。

保育園では感染症の拡大を防ぐため、欠席者の情報を把握する必要があります。保育園の指示に従って、必要な手続きや報告を行いましょう。

保育園では感染症の流行状況をもとにして休園などの対策をとることもあります。

家族の健康管理

新入園児が風邪を引きやすい場合、家族全体の健康管理も重要です。

兄弟姉妹や保護者が風邪を持ち込んでしまうと、感染リスクが高まります。

家族全員が互いに気をつけ、健康な状態を維持することが大切です。

さいごに

新入園の子どもたちが風邪をよく引く理由は、免疫力の未熟さ、感染源への曝露、衛生状態の管理不足などです。

保護者は免疫力を高めるための健康管理や予防接種、衛生習慣の徹底を行うことが重要です。

また、家庭での休養や保育園への連絡、家族全体の健康管理も大切です。

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