🔄 最終更新日: 2026年5月1日
📅 2023年10月5日 (2年以上前に公開)

子どもが発熱をしている時、寝ている時や眠たい時に突然「ビクッ」と体を震わせる動きを見ると、「けいれんでは?」と考えて、不安になったことはありませんか?
その動きは、実は多くの子どもに見られる生理的な現象で、多くの場合は特に心配いりません。この記事では、睡眠時ミオクローヌスの原因・けいれんとの見分け方・受診の目安をわかりやすく解説します。
睡眠時ミオクローヌスとは?
子どもが寝ている時や眠たい時に突然「ピクッ」と動くのは、じつは珍しくはありません。大人でも経験がある方も多いのではないでしょうか?これは「睡眠時ミオクローヌス」と呼ばれる現象で、子ども特有のものではありません。
「睡眠時ミオクローヌス」とは、入眠時(覚醒から睡眠への移行期)に起こる動きで、てんかんや病気のサインではなく、単なる「不随意運動(無意識に勝手に動く動作)」の一つです。
発熱時に多い理由
特に発熱や体調が悪い時には眠りが浅いため、たびたびミオクローヌスが見られることがあります。発熱で体が消耗していると、睡眠のリズムが乱れやすく、入眠時の覚醒から睡眠への移行が不安定になりやすいためです。体調が良くなれば、自然と減少していきます。
子どもの発熱そのものへの正しい対応について、こちらの記事も参考にしてください。
→ 「発熱=すぐ解熱剤」じゃない。子どもの熱との上手な付き合い方
けいれんとの見分け方
「これはけいれんでは?」と心配になる方は多いです。以下の表を参考に、睡眠時ミオクローヌスとけいれんの違いを確認してみてください。
| ✅ 睡眠時ミオクローヌス | ⚠️ けいれん(要注意) | |
|---|---|---|
| 持続時間 | 数秒で終わる | 多くは数分以内だが、5分以上続く場合は緊急対応が必要 |
| 意識 | その後普通に眠り続ける | 呼びかけても反応がない |
| 目の様子 | 特に変化なし | 白目をむいている |
| 体の動き | 全身が一瞬ビクッとする | 全身がガクガクと続く、または体の一部が繰り返し動く |
| 顔色 | 変化なし | 唇や顔色が青白くなる |
⚠️ 「けいれん(要注意)」の列に当てはまる場合は、すぐに医療機関を受診してください。
熱性けいれんの既往がある場合は、予防薬(ダイアップ坐薬)の使い方についても確認しておくと安心です。
→ 熱性けいれんとダイアップ坐薬|予防投薬が必要な子・必要でない子
その動き、どう対処すれば良いの?
まず大切なのは、冷静に様子を見ること。このミオクローヌスは、体調が良くなれば自然と減少していきます。特に対処法を考える必要はないのですが、子どもが不快に感じている場合は、より快適な寝具や部屋の温度を調整するなどしてあげると良いでしょう。
受診の目安
睡眠時ミオクローヌスでよいか不安を感じる場合や、上記のようなけいれんのサインがある場合は、動画に撮影してかかりつけの医師に相談するのがベストです。動画があると、医師が状況を正確に判断しやすくなります。
まとめ
子どもの「ビクッ」とする動きに驚くこともあるでしょうが、それは「睡眠時ミオクローヌス」という生理的な現象です。冷静に様子を見て、子どもの体調や快適さを第一に考えてあげましょう。上記のけいれんのサインが見られる場合のみ、速やかに受診してください。
熱が下がった後の保育園・登園再開のタイミングについては、こちらも参考にしてみてください。
→ 「熱が下がったら保育園に行っていい?」登園再開の正しい考え方


