こんにちは、皆さん。内科クリニックの外来では、たまに「体温が平熱より高い気がするのですが、大丈夫でしょうか?」という質問を受けることがあります。
今回の記事では、体温についての疑問を解消し、何が正常なのか、何が問題を示すサインなのかを紹介します。
体温は個人差がある
まず、大事なことは、体温は常に35℃台半ばから37℃台前半に保たれていることが一般的であるということです。
体温は、年齢や日々の活動量、体調によって個人差があります。さらに、体温は測定する場所によっても異なります。体温計を口に入れるか、耳に入れるか、脇に当てるかなどによって違いがあります。
基本的には問題ありません
この範囲にあれば、基本的には体温に問題はありません。
つまり、あなたが平熱だと思っている体温よりもわずかに高い場合や低い場合でも、この範囲に入っていて、あなたの調子が変わらない限り、特に気にする必要はありません。
体温は、体の状態が良好であることを示す一つの指標に過ぎません。
異常を感じたら注意が必要
体温の異常に加えて、痛みや倦怠感など、いつもと調子が異なることがあれば、それは何かの疾患が原因である可能性があります。
体温が35℃台半ばから37℃台前半の範囲であっても症状を感じる場合には感染症などの疾患に罹患している可能性があります。
早期発見と適切な治療は、疾患の進行を防ぐために大切ですので、体に異常を感じるときには受診をお勧めします。
まとめ
体温についての基本的な情報を理解していただけたでしょうか?
体温は個人差があるものであり、基本的には35℃台半ばから37℃台前半に保たれています。
ただし、体調に異常を感じた場合は、医療専門家の助言を受けることをおすすめします。