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えっ、ダニで命を落とすことも!? ― “マダニ”対策を見直そう

「広島県呉市は29日、市内の70代女性がマダニが媒介する日本紅斑熱を発症して死亡したと発表した。県内での日本紅斑熱による死亡例は今年初めて。」 (朝日新聞)

「ダニなんて小さいし大丈夫でしょ」と思っていると大間違い!

マダニは人や動物の血を吸い、重い病気をうつすことがあります。

今日は、すぐにでもできる “マダニ対策のコツ” を紹介します。

1. マダニってどんな生き物?

どこにいる?いつ多い?好きなもの
山や草むら、藪(やぶ)、公園の落ち葉の下春〜秋(特に5〜7月)人やシカ、キツネなどのあったかい血

札幌の郊外でも見つかりますが、手入れされた庭や街なかのアスファルトにはほとんどいません。(札幌市)

2. 外遊び・部活で“かまれない”服装5か条

長そで・長ズボン

シャツはズボンの中へ、ズボンの裾は靴下の中へ IN!

スニーカー or 長靴(サンダルはNG)

明るい色の上着

黒や緑だとダニが見えにくい!

首タオル+帽子+手袋で露出ゼロ作戦

虫よけスプレー(ディート or イカリジン入り)は“追加の守り”

マダニの付着数は減少しますが、マダニの付着を完全に防ぐわけではありません。虫よけスプレーを過信しないように。

    3. 野外で気をつけること

    • 草むらにゴロンと 寝転ばない
    • タオルや上着を 地面に直置きしない
    • 林道の“獣(けもの)道”交差点はダニが多め。長居しない

    4. 帰宅したら 10 分チェック!

    1. お風呂 or シャワーで全身洗う
    2. 脱いだ服はそのまま洗濯機へ GO
    3. わき・ひざ裏・足のつけ根・頭皮を鏡でじっくり観察
    4. 発熱や発疹がないか2〜3日様子を見る

    5. もし“かまれた”かも…と思ったら?

    • 自分でムリに引っぱらない!
      口が皮ふに残って炎症のモトに。
    • 早めに 皮膚科受診+「いつ・どこで・何してたか」を伝える。
    • 学校や家族にも一言教えてあげよう。

    6. ペットも一緒にガード

    • 散歩帰りに ブラッシングでダニ取り!
    • 動物病院の ダニ予防薬 を毎月忘れずに。

    まとめ

    • ニュースの話は他人ごとではありません。札幌でも春から秋は要注意!
    • 「長そで・長ズボン・虫よけ」の3点セットで防ぎましょう!
    • 帰ったら お風呂+全身チェック がチェックしましょう。

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