
1. はじめに ─ お子さんの”お口ぽかん”で悩みを抱えるママはたくさんいます
🟢 ミドリザウルス先生
「こんにちは! 今日は“お口ポカン”についてお話ししましょう。」
👩🦰 オレンジさん(ママ)
「先生、うちの子は、写真を撮るといつも口が開いてるんです。寝息もフガフガしていて……。私だけが心配しすぎかな?」
🟢 ミドリザウルス先生
「そんなことありません!園医として保育園健診に行くと、『お口ぽかんが気になるんです』という相談はけっこうあるんですよ。」
👩🦰 オレンジさん
「みんな同じように悩んでいるなら、ちょっとホッとしました。」
🟢 ミドリザウルス先生
「では一緒に原因と対策を整理していきましょう。まずは2歳ごろに口が開きやすい理由からです。」
2. 2歳ごろに口が開きやすいワケ
🟢 ミドリザウルス先生
2歳ごろに口が開きやすいのは以下のような理由からです。
理由 | かんたん解説 |
---|---|
歯がそろっていない | 前歯も奥歯も生えかけ。上下が噛み合わず、口を閉じにくい。 |
口まわりの筋肉が弱い | 口を閉じるパワーがまだ足りず、遊びに夢中になるとポカン。 |
鼻がつまりやすい | 鼻の通路が細く、軽い風邪でも息苦しくて口呼吸しやすい。 |
指しゃぶり・おしゃぶり | 口を開けたままでも呼吸できるくせがつきやすい。 |
走り回って体温が上昇 | 犬の「ハッハッ」と同じで、体の熱を逃がしている。 |
👩🦰 オレンジさん
「なるほど、歯や筋肉の発達途中なんですね。」
🟢 ミドリザウルス先生
「ええ。2〜3歳なら寝顔が口を閉じていれば心配いりません。でも、4歳を過ぎても続くなら次のステップを考えましょう。」
3. 4歳をすぎても続くときに考えたい主な原因

原因 | おうちで見られるサイン | 相談先 |
---|---|---|
鼻づまり (アレルギー性鼻炎/副鼻くう炎/アデノイド肥大) | いつも鼻がグズグズ・いびき | 耳鼻科 |
歯やあごの発達のズレ (出っ歯・受け口など) | 歯が噛み合わず口を閉じにくい | 小児歯科・矯正歯科 |
口まわりの筋力不足 | 食べこぼし・発音が不明瞭 | 小児歯科・言語聴覚士 |
🟢 ミドリザウルス先生
「4歳以降は“原因探し”がポイントです。」
👩🦰 オレンジさん
「どこに行けばいいかわからないときは?」
🟢 ミドリザウルス先生
「まずは小児科で大丈夫。そこで必要に応じて耳鼻科や歯科などに紹介します。」
4. 受診の目安チェックリスト
🧒 お子さん
「ママ、ぼく、いびきかくの?」
👩🦰 オレンジさん
「少しね。でも先生、いつ受診したらいいですか?」
🟢 ミドリザウルス先生
以下のような時には受診を考えてください。
- 4歳をこえてもほとんど口呼吸が続く
- 寝ているときの 大きないびきや汗
- 言葉が聞き取りにくい/食べこぼしが多い
- 鼻炎や副鼻くう炎をくり返す
🟢 ミドリザウルス先生
「特に夜間に息が止まりそうないびきがある場合は年齢によらずに早めに受診してください!」
5. まとめ
🟢 ミドリザウルス先生
- 2〜3歳は成長途中で口が開きやすい。寝顔が閉じていればOK
- 4歳以降で続く場合は 鼻・歯並び・生活くせ をチェック
- 同じ悩みを抱えるママはたくさんいます。気になるときは遠慮なく相談してくださいね
👩🦰 オレンジさん
「詳しくわかって気持ちがラクになりました。ありがとうございます!」
🟢 ミドリザウルス先生
「こちらこそ。今日のポイントを参考に、お子さんの様子を見てあげてくださいね。」
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