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🌾6月はイネ科花粉アレルギーアラート!

ミドリザウルス先生
「こんにちは、オレンジさん。今日は暖かいですね。ところで、シラカバが落ち着いたこの時期でも イネ科花粉 がピークに入るのをご存じでしたか?」

🍊 オレンジさん
「えっ、もう花粉シーズンは終わったと思ってました。草の花粉って遠くまで飛ばないんですよね?」

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「確かに木の花粉よりは飛びづらいですが、風の強い日や草地に近い場所では濃度がぐっと上がります。『芝生のそば=ハイリスク』くらいに考えておくと良いですよ」

🍊
「そうなんですね。子どもがよく公園で遊ぶので心配です」

1️⃣ イネ科花粉ってどんな花粉?

2024年札幌市(縦線は花粉数)

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「主役は カモガヤ・ハルガヤ・オオアワガエリ。札幌では 6月中旬〜下旬 が一番多いんです。背丈の低い草の花粉なので、地面から舞い上がった直後に吸い込みやすいのが特徴です」

🍊
「木の上から降ってくるわけじゃないんですね。だから公園にいると急にクシャミが出るのかも」

2️⃣ こんな症状ありませんか?

🍊
「最近、朝になると子どもがよく目をこすったり、私もメロンを食べると口の中がピリピリします」

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「イネ科花粉症の人は、ウリ科(メロン、スイカ)、トマト、オレンジなどを食べた際に、口の中やのどがピリピリ・イガイガしたり、かゆみを感じる「口腔アレルギー症候群」を発症することがあります。次の項目をチェックしてみましょう」

□ 透明でサラサラの鼻水・連続くしゃみ
□ 目のかゆみ・充血、特に屋外で悪化
□ のどのイガイガ感や乾いた咳
□ メロン・スイカ・キウイなどで口がピリピリ

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「4つ中3つ当てはまります…! 子どもも似た症状なので、親子で疑わしいですね」

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「親子で同じタイミングなら、花粉の影響はかなり濃厚です」

3️⃣ 覚えやすい「KUSA対策」🌱

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「覚えやすい KUSA(くさ)対策 を試してみてください」

頭字行動
K 着替え帰宅後すぐ上着を玄関で脱ぐ
U うがい帰宅後すぐにうがい
S 湿度管理室内40–50%をキープ
A アレルギー薬症状が出る前に服用

4️⃣ 原因をハッキリさせる:特異的 IgE 抗体検査🩸

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「セルフ対策でも改善しない場合は、血液検査で“原因花粉”を見える化しましょう」

🍊
「採血だけで分かるんですか? 子どもも受けられます?」

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「はい、採血で イネ科・樹木・ダニ・カビ など一括測定できます。数日で結果がわかるので、薬の種類や使用期間を調整できますよ」

🍊
「じゃあ早めに検査して、ムダなく薬を使いたいです。」

🎯 まとめ

  • イネ科花粉ピークは6月中旬〜下旬
  • KUSA対策+血液検査 で“原因”と“行動”をクリアに

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