予防接種

小児のインフル予防接種 2025-26――いつ? 何回? “鼻スプレー(フルミスト)”は誰に向く?

まず結論(ここだけ読めばOK)

  • 接種は10〜11月に完了が目安。年明けの流行に間に合います。
  • 13歳未満は2回、13歳以上は1回が基本。
  • 鼻スプレー型(フルミスト)2歳以上19歳未満が対象。ぜんそくや近い時期の“ゼーゼー(喘鳴)”がある場合は要注意で、注射型のほうを勧めることがあります。

どうして毎年うつの?

インフルは毎年すこしずつ顔ぶれが変わるウイルス。ワクチンも毎年アップデートされます。

去年かかった/去年打ったお子さんも、今年も接種する価値があります。

いつ打てばいい?

接種してから効きめが出るまで約2週間

2回必要な年齢の子は2〜4週間あけて2本なので、10〜11月に終えるのが安心。

何回うつの?

  • 13歳未満2回(2〜4週間あける)
  • 13歳以上1回(個別に変更することあり)

“鼻スプレー”フルミストは誰に向く?(大事な注意あり)

  • 対象2歳以上19歳未満
  • 接種回数1シーズンに1回、計0.2mL(左右の鼻に0.1mLずつ)
  • メリット針を使わないので、注射が苦手な子の負担が少ない
  • 注意
    ぜんそくがある子最近ゼーゼー(喘鳴)があった子接種要注意者です。注射型(不活化ワクチン)を優先する考え方が示されています。
    ご家庭に免疫の弱い方がいる、授乳中などの状況では注射型を勧めることがあります。
    使えるかどうかは診察で慎重に判断し、同意を得たうえで実施します。

効きめは?

年による差はありますが、重症化を減らすこと、欠席を減らすことが主なねらい。

「かからない」を保証するものではなく、かかっても軽くすむことを目指します。

よくある副反応(心配なときは受診を)

  • 注射型:腕の痛み・腫れ、発熱、だるさ(多くは1〜2日で回復
  • 鼻スプレー:鼻水・鼻づまり、軽い発熱(こちらも短期間でおさまることがほとんど)
    気になる症状が続くときは受診しましょう。

家庭でできる“効かせる工夫”

  • 予定は前倒し:2回接種の子でも年明けの流行に間に合わせるように“2本セット”を忘れない
  • 体調を整える:前日は睡眠・水分をしっかり。当日の入浴は元気ならOK。副反応を軽くし、効き目を邪魔しない効果があります。
  • 家族でそろえる:兄弟や同居家族も同時期に検討すると安心感UP。家の中での広がりを減らす効果があります。

まとめ

  • 10〜11月に完了を目標に。
  • 13歳未満は2回、13歳以上は1回。
  • 鼻スプレー(フルミスト)は2〜18歳台が対象だが、ぜんそく・喘鳴は要注意で、注射型を優先する場合あり。
  • 迷ったらまずはご相談を。お子さんの体質・生活環境に合わせて、最適な方法をご提案します。

-予防接種

おとなとこどもの健康ノートをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む