おとなの病気

膀胱炎の再発予防には水分摂取が重要

膀胱炎とは、ヒトの下腹部にある膀胱に炎症が起こる状態を指します。

圧倒的に女性によく見られる病気です。なぜかというと女性の尿道が短くて膀胱に菌が侵入しやすいため、男性に比べて発症率が高くなります。

主な原因は、大腸菌による感染です。大腸菌は、排泄物中に含まれる菌です。大腸菌は目に見えないですが、だれにでも陰毛や膣のあたりに付着しています。

性交行為やビデ・ウォシュレットの水圧洗浄で、膀胱内に菌が入ることがあります。これらが原因の膀胱炎は、性交後に排尿する習慣や、ビデ・ウォシュレットの使用を避けることで膀胱炎を防ぐことができます。

また、湿ったパッドを長時間装着したりや下痢便などで、陰部に菌が多く付着したときも、膀胱炎になりやすいので注意が必要です。

膀胱炎を繰り返す場合には、水分摂取量を増やすことが有効です。1日に2〜3リットルの水を飲むことが推奨されており、十分な水分摂取によって尿の量を増やし、膀胱内の細菌を排出することができます。

クランベリー製品やプロバイオティクスなども、膀胱炎の予防に役立つと言われておりますが、科学的に確認されているわけではありません。

また、症状が出たら早めに受診し、適切な治療を受けましょう。

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