クリニック実況

クリニック経営の改善に向けて、経営コンサルタントのサポートを受けるメリットとは?

当院は開院して3年目から経営コンサルタントの方に入って頂いており、かなりの成果を挙げております。

経営コンサルタントは、いろいろな業種において利用されているサービスですが、医療業界においても重要な役割を担っています。

経営コンサルタントってあまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか?

ぼくが経営コンサルタントに興味をもったのはクリニックの診療・経営に行き詰っていたからです。

開業当初から新型コロナウイルスの感染流行に直撃しました。程度の差があるにせよ、あらゆる業種の方が影響を受けたと思います。2022年になってコロナワクチン接種が広がり感染も落ちついてきましたが、クリニックの業績はあまりよくはありませんでした。

世の中には流行っているクリニック・診療所もあるのだから確立されたよい方法があるのではないかといろいろと考えていたときに見つけたのが経営コンサルタントさんでした。

「ある程度のレベルまでクリニックが成長するための確立された方法があるはず!」「それを知らないのはきっと勉強不足が原因だろう」「しっかりとした医療を患者さんに届けたい」と考えて、料金はけっこう高いのですが、思い切って依頼しました。

クリニック経営では、同業他院からの情報収集は難しく、独りよがりの経営・診療に陥りがちです。そんな時に頼りになるのがコンサルタントでした。コンサルタントは、多くのクリニックを経験してきた専門家であり、それぞれのクリニックに最適な経営戦略・診療方針の相談にのってくれます。

クリニックの現状を把握し、問題点を洗い出すことができるだけでなく、他のクリニックの成功事例や最新の医療情報を提供していただいたり、クリニックの集患や業務改善につながるアイデアを出してもらうこともあります。

たとえば、診療の際の患者さんへの説明についても患者さんの立場に寄り添った説明するようにアドバイスを受けることもありますし、当院を受診された方なら知っていると思いますが、インフルエンザやアデノウイルス、RSウイルス、胃腸炎にかかった際には説明用のリーフレットを配布し、次に同じような疾患にかかったときに焦らずに対応できるようにと勉強して頂いております。

当院が取り入れたWeb問診や自動精算機の導入は、コンサルタントのアドバイスによるものであり、これらの導入によって効率化が図られ、患者さんにより良い医療を提供することができるようになりました。

当院のウィークポイントを指摘されることもあり耳が痛いときも多々ありますが、そんな機会は滅多にないことですのでしっかりと聞いて生かしていかなければなりません。

経営コンサルタントの導入によって、当院は患者さんに寄り添った医療を提供することができるようになったと感じています。今後もコンサルタントのサポートを受けながら、クリニック経営の改善を進めていきたいと考えています。

-クリニック実況

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