🔄 最終更新日: 2026年5月9日
📅 2023年10月17日 (2年以上前に公開)
お子さんの咳が止まらなくて、夜中に何度も起こされていませんか?「病院に行くべき?」「家でできることはある?」と不安になる保護者の方も多いと思います。
この記事では、以下の3つについてわかりやすく解説します。
- ✅ 家でできる咳のホームケア(すぐ実践できる5つの方法)
- ✅ 乳児・幼児・学童など年齢別のケアのポイント
- ✅ 「様子見でいい咳」と「すぐ受診すべき咳」の見分け方
目次
すぐできる5つのホームケア
以下のケアは、咳の種類を問わず多くの場合に有効です。お子さんの状態に合わせて取り入れてみてください。
水分をこまめに摂る
喉や気道の乾燥を防ぐために、水分をこまめに摂ることが大切です。温かい紅茶、蜂蜜入りの温かい飲み物、または普通の水でも十分です。
水分補給は咳の緩和につながります。喉の粘膜が潤うことで、痰が出やすくなり刺激が和らぎます。
1歳未満の乳児にははちみつを与えない方が良いとされています。
部屋を加湿する
部屋の空気が乾燥すると、咳が悪化することがあります。加湿器を使うか、濡れたタオルを部屋に干して湿度を上げましょう。これにより、喉や気道が快適に保たれます。乾燥した空気は粘膜を刺激し、咳を誘発しやすいため、湿度50〜60%を目安に保つことがポイントです。
上半身を高くする
寝るとき、上半身を30〜45度ほど持ち上げることで、鼻水が喉に流れ込むのを防げます。枕や布団を使って、上半身を高くしましょう。これにより、夜間の咳を軽減できます。
少し大変ですが、立て抱きにしてあげたり、ご家族の方がソファに座って、お子様を抱っこした状態で寝かせたりすることも一つの方法です。
マスクを着用する
寒い季節やアレルギーの季節には、マスクを着用することがおすすめです。
マスクは、冷たい空気や刺激物を吸い込むのを防ぎ、喉や気道を保護します。特に外出時や就寝時に役立ちます。嫌がるお子さんには、ネックウォーマーで口元を覆うだけでも代用になります。
喫煙・副流煙を防ぐ
喫煙や喫煙者の周りでの喫煙を避けることも、咳を軽減するために重要です。タバコの煙は気道粘膜を直接刺激し、咳を長引かせる原因になります。お子さんのそばでは必ず禁煙しましょう。
子供が咳き込んで何回か吐きました!
子供は大人とは異なり、痰を効果的に排出する能力が発達していないことがあり、咳き込むことで痰を排出しようとすることがあります。咳き込んで吐いた後、呼吸が楽そうで、水分が摂れるようであれば、様子を見てもらっても大丈夫でしょう。
咳き込んだ後は喉が渇くことがあるため、子供に水分を提供しましょう。水を飲むことで喉が潤い、痰の排出がスムーズになります。
こんな症状があればすぐに受診を
咳の多くは自宅ケアで対応できますが、以下のような症状がある場合はすぐに医療機関を受診してください。
🔴 声がかすれ、オットセイが鳴くような咳(クループ様咳嗽)
🔴 ヒューヒュー・ゼーゼーと呼吸がしんどそう(喘鳴)
🔴 唇や顔色が青白い・紫っぽい
🔴 呼吸が速い、または苦しそうで肩を揺らして呼吸している
🔴 水分がまったく摂れない、ぐったりしている
一方、咳があっても眠れている・水分が摂れている・機嫌が普通であれば、まずはお家で様子を見ていただいて大丈夫です。
年齢別ケアのポイント
咳のケアは年齢によって異なるポイントがあります。お子さんの年齢に合わせて対応しましょう。
乳児(0〜1歳)
- はちみつは絶対に与えない(ボツリヌス症のリスクがあります)
- 上半身を高くするには、抱っこや立て抱きが有効です(枕を使った傾斜は窒息リスクがあるため避けましょう)
- 水分補給は母乳・ミルクをこまめに。授乳回数を増やすことが水分補給になります
- 咳き込んで吐いた後も、呼吸が楽そうで水分が摂れていれば様子見でOKです
幼児(1〜5歳)
- はちみつ入りの温かい飲み物や温かい麦茶・白湯が喉を潤します(はちみつは1歳以上から)
- 加湿器で部屋の湿度を50〜60%に保つのが目安です
- 枕や布団を重ねて上半身を15〜30度程度高くすると、夜間の咳が楽になります
- 外出時はマスクをつける習慣を。嫌がる場合はネックウォーマーで口元を保温するだけでも効果的です
学童以上(6歳〜)
- こまめなうがい・手洗いが咳の原因となる感染予防に有効です
- 就寝前に温かい飲み物を飲むことで、夜間の咳が落ち着きやすくなります
- アレルギーが原因の咳は、花粉や埃などの原因物質を避けることが基本です
- 1〜2週間以上咳が続く場合は、喘息・副鼻腔炎・マイコプラズマなどの可能性があるため受診しましょう
さいごに
お子さんの咳は、正しいホームケアと「受診すべきサイン」を知っておくことで、多くの場合は安心して対応できます。この記事で紹介した対処法をぜひ参考にしてみてください。
ただし、症状が長引く場合・悪化する場合・「なんとなくいつもと違う」と感じる場合は、早めに受診することをおすすめします。咳の原因は風邪だけでなく、喘息・クループ・百日咳・マイコプラズマなどさまざまです。自己判断が難しいときは、お気軽にご相談ください。
南22条おとなとこどものクリニックでは、お電話(050-3173-7832)またはWeb予約で診察のご予約が可能です。オンライン診療にも対応しています。


