みなさん、こんにちは。最近、小泉進次郎さんが、とても興味深いお話をしていました。
それは、赤ちゃんの娘さんが熱を出したときの体験から、日本の医療や薬にまつわる問題に気がついた、というものです。
小泉進次郎氏「娘の高熱から色々な学びと気づきが」薬局での体験から医薬品供給の課題に言及
娘さんの急な発熱
小泉さんによると、週末に8ヶ月の娘さんが39.1度の高熱を出したそうです。
心配して病院に連れて行ったところ、不思議なことに病院到着時には熱が38度台に下がっていました。医師は「風邪ですね」と診断し、解熱剤を処方しました。
薬局での驚き
しかし、処方箋を近くの薬局に持って行くと、予想外のことが起きました。
薬剤師から「この薬は現在入手困難なので、別の解熱剤をお出しします」と告げられたのです。
これは、日本で長年問題になっている薬不足の現状を表しています。実は、この薬不足問題は近年突然発生したものではなく、少なくとも過去数年以上にわたって医療現場や患者さんを悩ませ続けている課題なのです。
使用せずに残る薬の問題
さらに、小泉さんは「残薬」という別の問題にも気づきました。幸いにも娘さんの熱はすぐに下がり、処方された薬を使用せずに済んだのです。これは、使用されずに残る薬、つまり「残薬」の問題を浮き彫りにしています。
小泉さんによると、この残薬問題で年間500億円もの無駄が生じているそうです。これは看過できない大きな問題です。
この問題に対処するため、福島県の薬剤師たちは「残薬整理事業」という活動を行っています。これは、必要な人に必要な薬が適切に届くようにする重要な取り組みです。
小泉さんは、このような活動を行っている地域をさらに支援する必要性を感じたようです。
子育てから得た学び
小泉さんは、今回の出来事から多くのことを学んだと語っています。特に、政治家として日常生活の中で問題を肌で感じることの重要性に気づいたようです。
「政治の問題を普段の生活の中で実感することが、政治家として一番の原動力になる」と述べています。そういった体験があることで、机上の空論を避けられると指摘しています。
社会への影響
小泉さんのような著名な政治家が自身の体験を通じて社会問題を指摘することには、大きな意義があります。お子さんを持つご家庭では当たり前の経験かもしれませんが、小泉さんの発言により、これまで気づいていなかった人々にも問題を知ってもらえる機会となります。
子育て世帯だけでなく、社会全体の問題として認識されることで、より広い議論と解決への取り組みが期待できます。
また、小泉さんの話は、政治家が実際の生活体験を通じて政策を考えることの重要性を示唆しています。机上の理論だけでなく、実体験に基づいた政策立案がより効果的な解決策を生み出す可能性があります。
このように、「当たり前」と思われていた経験を社会問題として提起することで、より多くの人々の関心を集め、問題解決に迅速に進む可能性があります。
私たちにできること
私たち一人一人が日常生活の中で社会問題に気づき、考えることの大切です。自分の経験がなくても、想像力を働かせて他者の立場に立って考えることが大切です。
ぼくはそれが民度の尺度の一つだと考えてます。
例えば、道端のゴミを拾う、公共の場でのマナーを守る、困っている人に声をかけるなど、小さな行動から始められます。これらの小さな行動の積み重ねが、より住みやすい社会の実現につながります。
子育て、医療、環境など、私たちの生活に関わる様々な問題について、自分事として考え行動することが重要です。
私たち一人一人が周囲の問題に目を向け、できることから少しずつ行動に移すことで、大きな変化を起こせると信じています。
小泉進次郎さんの体験を通じて、政治家の日常体験が政策立案に与える影響の重要性と、私たち一人一人が社会問題に対して意識を高め行動することの大切さを再認識させられました。この気づきを今後の社会改善につなげていけるとよいと思います。
