
目次
まず結論(ここだけ読めばOK)
- 接種は10〜11月に完了が目安。年明けの流行に間に合います。
- 13歳未満は2回、13歳以上は1回が基本。
- 鼻スプレー型(フルミスト)は2歳以上19歳未満が対象。ぜんそくや近い時期の“ゼーゼー(喘鳴)”がある場合は要注意で、注射型のほうを勧めることがあります。
どうして毎年うつの?
インフルは毎年すこしずつ顔ぶれが変わるウイルス。ワクチンも毎年アップデートされます。
去年かかった/去年打ったお子さんも、今年も接種する価値があります。
いつ打てばいい?
接種してから効きめが出るまで約2週間。
2回必要な年齢の子は2〜4週間あけて2本なので、10〜11月に終えるのが安心。
何回うつの?
- 13歳未満…2回(2〜4週間あける)
- 13歳以上…1回(個別に変更することあり)
“鼻スプレー”フルミストは誰に向く?(大事な注意あり)
- 対象:2歳以上19歳未満
- 接種回数:1シーズンに1回、計0.2mL(左右の鼻に0.1mLずつ)
- メリット:針を使わないので、注射が苦手な子の負担が少ない
- 注意:
ぜんそくがある子、最近ゼーゼー(喘鳴)があった子は接種要注意者です。注射型(不活化ワクチン)を優先する考え方が示されています。
ご家庭に免疫の弱い方がいる、授乳中などの状況では注射型を勧めることがあります。
使えるかどうかは診察で慎重に判断し、同意を得たうえで実施します。
効きめは?
年による差はありますが、重症化を減らすこと、欠席を減らすことが主なねらい。
「かからない」を保証するものではなく、かかっても軽くすむことを目指します。
よくある副反応(心配なときは受診を)
- 注射型:腕の痛み・腫れ、発熱、だるさ(多くは1〜2日で回復)
- 鼻スプレー:鼻水・鼻づまり、軽い発熱(こちらも短期間でおさまることがほとんど)
気になる症状が続くときは受診しましょう。
家庭でできる“効かせる工夫”

- 予定は前倒し:2回接種の子でも年明けの流行に間に合わせるように“2本セット”を忘れない
- 体調を整える:前日は睡眠・水分をしっかり。当日の入浴は元気ならOK。副反応を軽くし、効き目を邪魔しない効果があります。
- 家族でそろえる:兄弟や同居家族も同時期に検討すると安心感UP。家の中での広がりを減らす効果があります。
まとめ
- 10〜11月に完了を目標に。
- 13歳未満は2回、13歳以上は1回。
- 鼻スプレー(フルミスト)は2〜18歳台が対象だが、ぜんそく・喘鳴は要注意で、注射型を優先する場合あり。
- 迷ったらまずはご相談を。お子さんの体質・生活環境に合わせて、最適な方法をご提案します。