
冬って、あまり喉が渇きませんよね。
汗もかかないし、「水分は足りてるでしょ」と思いがち。
でも、ここで一度、考え直しましょう。
「のどが渇いてから飲む」は、冬には遅い。
実はこれ、体からのサインを見逃している状態かもしれません。
冬こそ、水分補給を“意識する”価値がある季節なんです。
目次
結論:冬の水分補給は、感染症対策になる
結論から言います。
冬でも水分補給は、乾燥対策だけじゃない。
感染症予防や体調トラブルの予防にもつながります。
インフルエンザやノロウイルスが流行る時期。
水分は、あなたの体を守る「地味だけど効く対策」。
派手さは全然ないけど、続けるほど差が出ます。
理由その1 冬でも体は水分を失っている
冬は汗をかかない。
でも、体の中では水分が静かに失われています。
・皮膚からの蒸発
・暖房による乾燥
・呼吸による水分ロス
これらを合わせると、1日で1,000ml以上失うことも珍しくありません。
つまり、
「喉が渇いてない=足りている」
ではない、ということ。
目安としては、1日1,200ml以上。
これは夏だけの話じゃありません。
理由その2 食事だけでは水分が足りにくい
冬の食事を思い出してみてください。
・芋類
・根菜
・鍋でも具が中心
夏に多い水分たっぷりの野菜は、やや少なめです。
さらに、
冬は温かいお茶やコーヒーを少量ずつ飲きがち。
結果として、総量が減りやすいんですね。
お酒の席が増えるのも、この季節。
アルコールには利尿作用があります。
飲んだら、同量以上の水を一緒にとる。
これだけでも、体はかなり楽になります。
理由その3 水分不足はウイルスに有利
ウイルスは、乾燥が大好き。
人間の体は、湿り気がある方が守りやすい。
口や鼻の中が乾くと、
ウイルスを外に出す力が弱まります。
さらに、免疫の要とも言われる腸。
ここも水分が足りないと、動きが鈍くなりがち。
つまり水分不足は、
知らないうちに感染しやすい状態を作ってしまうんです。
よくあるお悩み:「夜に飲むとトイレが心配」
よく聞く悩みです。
確かに、寒さで膀胱は刺激されやすい。
でも、我慢しすぎる方が問題になることもあります。
おすすめは、
・寝る直前のがぶ飲みを避ける
・温かい飲み物を少量ずつ
枕元にコップ一杯の水を置くのもアリ。
「喉が渇いて目が覚めた時に、すぐ飲める」
それだけで、夜間の脱水リスクは下がります。
今日からできる、小さな行動
難しいことは不要です。
・朝起きたら、まず一口
・外出前と帰宅後にコップ1杯
・お酒の横に必ず水
・枕元に水を用意
これだけをまずやりましょう。
「意識する」だけで、体はちゃんと応えてくれます。
まとめ:水分は冬の“静かな守り”
冬の水分補給は、派手じゃありませんが、
確実に体を支えてくれます。
乾燥、感染症、体調不良。
その土台にあるのが、水分。
今日の一杯が、
明日の体調を守るかもしれません。
できるところから、少しずつ。
それで十分です。