
「はしかって、もう昔の病気でしょ?」
正直、そう思っている人は多いです。
でも今、世界では麻疹がはっきりと増えています。
そしてその波は、もう日本にも届いています。
怖がりすぎる必要なありません。
ただ、知っていれば防げることが多いのです。
目次
結論:今すぐ「母子手帳」を1分だけ見てください
先に結論です。
母子手帳で、麻疹ワクチンを「2回」受けているか。
ここだけは、今日確認してほしい。
理由はシンプル。
麻疹は、ワクチン以外ではほぼ防げない感染症だからです。
なぜ今、麻疹が増えているのか?理由は3つだけ
理由① 世界的に「免疫を持たない人」が増えている
麻疹を防ぐには、
社会全体で95%以上が2回接種している必要があります。
でも実際は、そこに届いていない国が多い。
結果、ウイルスが広がりやすい状態が続いています。
理由② コロナ禍でワクチンを逃した世代がいる
パンデミック中、
「あとで受けよう」と先延ばしされた予防接種。
その“空白”が、今になって効いています。
麻疹は、スキがあると一気に広がります。
理由③ 人の移動で、日本にも普通に入ってくる
海外で流行すれば、
ウイルスが日本に来るのも時間の問題。
実際、海外からの持ち込みがきっかけで
日本各地で報告が増えています。
麻疹が「ただの発疹の病気」じゃない理由
ここは誤解されがちです。
麻疹は
・とにかく感染力が強い
・マスクや手洗いでは防げない
・空気中に最大2時間残ることもある
さらに、
・肺炎
・脳炎
・数年後に起こる致死的な合併症(亜急性硬化性全脳炎)
こうしたリスクも、ゼロではありません。
「ほとんどの人は軽い」
それは事実。
でも、誰が重くなるかはわからない。
だから予防が大事なんです。
よくある質問:「自分は大丈夫?」を整理します
Q. 子どもの頃にかかった気がする
→ 記憶はあいまいになりがち。
母子手帳の記録が一番確実です。
Q. 1回は打ってるはず
→ 麻疹は2回接種が前提。
1回だけだと、十分でないことがあります。
Q. 大人でも関係ある?
→ あります。
特に、接種歴が不明な大人は要注意です。
今日できる、ほんとに小さな行動
大げさなことは不要です。
・母子手帳を出す
・「麻疹」「MR」の欄を見る
・2回分チェックがついているか確認
これだけ。
もし
「よく分からない」
「1回しかない」
その時は、ワクチンを受ける価値があります。