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「忙しいからできない」は、本当にそうでしょうか
「運動しなきゃ」と思いながら、今日も何もできなかった。
そんな日、ありませんか。
仕事、家事、育児。
正直、私も「今日は無理」と何度も言い訳してきました。
でも、少しだけ考えてみてください。
1日24時間の中で、まったく体を動かす余白がない日は、本当にゼロでしょうか。
まとまった30分はなくても、
1分ならどうでしょう。
実は、健康のための身体活動は「細切れ」でも意味があるとされています。特別な運動でなくても、合計して積み重なれば体への刺激になるのです。
ハードな運動じゃなくていい

「運動」と聞くと、
- ジム通い
- ランニング5km
- 筋トレ30分
そんなイメージが浮かびませんか。
でも、そこまでしなくてもいいんです。
例えばこんなこと。
- エレベーターではなく階段を選ぶ
- 一駅手前で降りて歩く
- 歯磨き中にかかとの上げ下げ
- デスクワークの合間に背伸びをする
どれも地味です。
正直、派手さはありません。
でも、体にとっては立派な刺激です。
「1回」ではなく「1年」で考える
階段を1回上っただけでは、体は変わらないかもしれません。
ですが、
- 1日5分 × 365日
- 1日1,000歩増える × 365日
これを想像してみてください。
運動の効果は、「瞬間」よりも「継続」で決まります。
適度な身体活動は、
- 生活習慣病の予防
- 筋力低下の防止
- 気分の安定
などに役立つことが分かっています。
もちろん、すべてが劇的に改善するわけではありません。
ですが、何もしない1年と、少し動いた1年が同じはずはないのです。
未来の自分は、今日のあなたの積み重ねでできています。
「できない理由」を探すのを、今日だけやめてみる
「今日は疲れている」
「時間がない」
「明日からやろう」
その気持ち、よく分かります。
でも一度だけ、こう問いかけてみてください。
「今の自分にできることは、本当にゼロ?」
腕を回すだけでもいい。
その場で足踏みでもいい。
完璧じゃなくていいんです。
大事なのは、やるか、やらないか。
動いた分だけ、体はちゃんと覚えています。
1年後のあなたは、今日の一歩でできている
運動は、才能も特別な道具もいりません。
必要なのは、
ほんの少しの意識だけ。
今日、エレベーターの前で立ち止まったら、
階段を思い出してみてください。
その一歩は小さいです。
でも、その小さな一歩が、
1年後のあなたを少しだけ軽くしてくれるかもしれません。
1年後のあなたを少しだけ健康にしてくれるかもしれません。
まずは今日、1分だけ。
それだけで十分です。
【この記事を書いた医師】
南22条おとなとこどものクリニック 院長
小林 俊幸
小児科・総合内科
この記事は、札幌市で日常診療を行っている医師が、
診察室でよく受ける質問をもとに執筆しています。
▶ 院長プロフィールはこちら
【この記事を書いた医師】
南22条おとなとこどものクリニック 院長
小林 俊幸
小児科・総合内科
この記事は、札幌市で日常診療を行っている医師が、
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