おとなの病気

健診で「要再検」が出たとき、まず何をすればいい?

「要再検」の文字を見て、一気に不安になった経験はありませんか。「何か悪い病気なの?」「放っておいたらまずい?」と、頭の中がごちゃごちゃになる方も多いと思います。

健診の「要再検」には、(1) かかりつけで再検査すれば十分なものと、(2) 総合病院やCT・内視鏡のある医療機関にまっすぐ行った方がよいものがあります。まずは「自分はどれに近いか」を結果用紙で確認すると、迷いにくくなります。

結論から言うと、「要再検」=「異常あり」ではなく、「もう一度きちんと調べましょう」という案内です。まずは落ち着いて、やることを順番に整理しましょう。


1. 結果の用紙をよく読む

  • どの項目が要再検か(血圧・血糖・脂質・尿・貧血など)
  • 再検査の期限(「○週間以内に」など)
  • どこで受けるか(職場・健診機関・かかりつけ医など)

用紙に「再検査の受け方」が書いてあれば、それに従うのがいちばん確実です。


2. 期限を守って再検査を受ける

「忙しいからあとで」と後回しにすると、期限を過ぎたり、用紙をなくしたりしがちです。カレンダーに「再検査」と書く、スマホのリマインダーに入れるなど、忘れない工夫をしておきましょう。

再検査は、「本当に治療が必要か」「経過を見るだけでいいか」を判断するためのものです。早めに受けることで、必要なら早く対処できます。


3. 再検査の場所を決める

「要再検」の内容によっては、近くのクリニックではなく、総合病院や専門設備のある医療機関を最初から受診した方がよいものがあります。

要再検の内容別・受診の目安

要再検の内容(例)受診の目安
胸部レントゲン(肺の影・肺がん疑いなど)CTのある病院(呼吸器内科など)
胃(バリウムなど)内視鏡のある医療機関
乳腺マンモ・エコー・細胞診ができる施設
脳・頭部の精査MRI/CTのある病院
血圧・血糖・脂質・尿・貧血などかかりつけや健診機関の案内どおりでOKなことが多い

例:胸部レントゲンで肺がん疑い
精密検査にはCTが必要です。CTのないクリニックだと、結局「病院でCTを撮ってください」と紹介になり、時間がかかります。このような場合は、最初からCTのある病院(総合病院や呼吸器科のある医療機関)を受診した方が、診断の流れがスムーズです。

健診結果の用紙に「○○病院へ」「精密検査は△△科で」と案内があれば、その指示に従いましょう。記載がなく、「どこに行けばいいかわからない」ときは、健診を実施した機関(健診センターや会社の担当)に「この要再検では、どのような医療機関を受診すればよいか」を確認すると安心です。

かかりつけのクリニックでよい「要再検」もある

血圧・血糖・脂質・尿検査・貧血などの再検査は、多くの場合かかりつけのクリニックで対応できます。当院でも、そうした項目の再検査や、結果に応じた生活指導を行っています。健診の用紙を持参いただければ、その場で「次に何をすればよいか」も一緒に整理しますので、まずはお気軽にご相談ください。


4. 再検査当日までにできること

  • 再検査の項目(血糖・脂質など)によっては、前日の食事や飲酒の影響がある場合があります。用紙や案内に「食事制限」「絶食」などの指示があれば、守りましょう。
  • 服用中の薬がある場合は、再検査のときに医師に伝えられるよう、メモやお薬手帳を用意しておくと安心です。

怖がりすぎない、でも放置しない

「要再検」の多くは、生活習慣の見直しや、経過観察で十分なものも少なくありません。一方で、早めに受けたことで、大事になる前に対処できたというケースもあります。

「要再検」は、「あなたの体をきちんと見ておきましょう」というサインだと思って、怖がりすぎず、でも放置せず、期限内に再検査を受ける——それがいちばん大切です。

不安なときは、かかりつけの先生に「この結果、どう受け止めればいいですか?」と聞いても大丈夫です。一緒に確認していきましょう。


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