子どもの病気

乳児血管腫(苺状血管腫)

生まれた時はなかったのに、少したってから赤く盛り上がるタイプのあざを乳児血管腫(苺状血管腫)と呼びます。血管がどんどんと増生してしまう病気です。診察時などに質問を受けることがあるのでまとめてみました。

乳児血管腫(苺状血管腫)の特徴

生直後には目立ちませんが、生まれて数日〜数週間後から徐々に出現します。赤く皮膚から盛り上がってきます。早産児、低出生体重児、女児に多くみられます。

出現後は数カ月かけて急に大きくなり、6〜12ヶ月をピークに縮小していき、5〜10歳で自然消退すると言われております。瘢痕を残すこともあります。

見た目はイチゴを半分に割って、皮膚においたような感じです。色は真っ赤です。大きさは様々です。発がんの可能性はありません。

治療は色素レーザーを用いた治療が保険適応となっております。自然消退が期待できますが、血管腫が大きいものや顔などの露出部にできた場合や外的接触が多い場合には治療が検討されます。

治療については皮膚科でのご相談をお願いします。

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