子どもの病気

お子さんが急に発熱した時の対応

お子さんが熱を出すとすごく心配になりますよね。生後半年を過ぎたあたり、保育園に行き始めたころはまだお子さんの免疫が弱いので何度も何度も熱を出して、パパもママは心配し過ぎてぐったりと疲れてしまいますよね。

お子さんが熱を出すことは避けられませんが、熱を出した時に焦らずにしっかりと対応したいですよね。本記事では、外来でよく聞かれる5つ質問について解説しました。世の中の多くのパパやママが同じような疑問を持っています。

この記事を読むと、お子さんが熱を出した時の受診のタイミングや体を暖めるか否か、解熱剤の使うかどうか、入浴や食べ物についての疑問が解決できます。

すぐに受診した方がよい?

お子さんが熱を出したときに受診するかどうか迷いますよね。日中であればあちらこちらのクリニックがあいているのでよいのですが、問題は夜です。夜間救急外来を受診するかはとても悩みますよね。

症状が熱だけの場合の話ですが、受診の一つの目安は意識と顔色です。この二つのいずれかが当てはまるなら受診をしましょう。

  • 意識ははっきりしているか?:ずっとうとうとしていて反応が鈍い、無表情で活気がない
  • 顔色が悪いか?

意識がはっきりしている、周囲に関心を示しているなら、ひとまずお子さんを休ませて、発熱に対する対処をしてあげてください。日中になったらクリニックを受診してください。

熱って、自分の体を守るために、体温を上げて免疫を活発にし、細菌やウイルスを追い払おうとする大事な防御反応なのです。高熱が出ると心配になると思いますが、熱だけで脳が損傷されることありません。まずは冷静になって、お子さんをしっかりと見てあげてください。

寒がっているなら体を暖めて!

体を温めた方がよいか質問を受けることが多いです。お子さんの手足が冷たくて、寒がっているときは体を暖めてあげましょう。特に熱の出始めは急に寒気がします。厚着をさせたり、暖かいお布団で寝かせてあげてください。

氷枕を使用すると気持ちよく寝てくれる可能性があります。「冷やさなければ」と、脇下やももの付け根に保冷剤などを当てて冷やす方もいますが、お子さんが嫌がるようであれば無理にしないでよいです。

熱が上がりきったあとは手足が暖かくなります。その時は熱が体にこもらないように薄着をさせてください。

解熱剤を使った方がいいの?

こどもの発熱の多くはウイルス感染による風邪が原因です。お子さんの症状をできるだけ和らげ、本人の免疫力で治すのが基本です。

解熱剤を使用するメリット

お子さんは熱が高いと不機嫌になり水分や食事を取りにくくなったり、寝つけないこともあります。そういった時に解熱剤を使ってあげてください。体温が少し下がって体が楽になるので、その間に食事や水分をあげて、寝かせてあげて、体力の消耗を少しでも回復させてあげてください。

解熱剤は病気自体を治す薬ではない

解熱剤は熱を一時的に下げて、体を楽にしてあげるためのお薬です。解熱剤を使用してもぜんぜん熱が下がらないと相談に受診される方がいますが、平熱近くまで下がることもあれば。0.5〜1.0℃くらいしか下がらないこともあります。

お風呂には入れてもいいです!

それほどぐったりしていなければ、お風呂に入れてもいいでしょう。入浴には以下のようないろいろなメリットがあります。お子さんは入浴後の方がすっきりと寝てれるんじゃないでしょうか?

  • 身体を温めることで末梢循環が良くなります。
  • 皮膚の清潔を保ちます。
  • 汗を流すことで気持ちよくなります。
  • リラックス効果もあります。

ただし、湯船にあまり長く入ると以下のようなデメリットがあります。

  • 身体が疲れる
  • 脱水が進んでしまう
  • 体温が上がる(湯の温度によっては)
  • 湯冷めする

発熱の際には、短時間でサッと入るのがコツです。

食べ物はどんなものがいいの?

食欲がないなら無理に食べさせないでよいです。ただし、脱水にならないように水分だけはしっかりととってください。水分は電解質が入っていた方が体への吸収がよいです。スポーツドリンクや麦茶、OS-1がおすすめです。ドラッグストアーには赤ちゃん用のイオン飲料も売ってますよ。

お腹を壊しているなら唐揚げやとんかつ、ラーメンのような脂分の多い食事は消化に悪いので避けてましょう。うどんやおかゆのような消化によい炭水化物やフルーツがよいでしょう。おなかの調子は悪くなくても暴飲暴食は避けましょう。

まとめ

  • ずっとうとうとしていて反応が鈍い、無表情で活気がないといった意識状態が悪いときや顔色が悪いときは早めに受診しましょう。
  • お子さんの手足が冷たくて、寒がっているときは体を暖めてあげ、熱が上がりきって手足が暖かくなったら、薄着をさせてください。
  • 解熱剤の効果は一時的ですが、使うことで熱が少し下がって体が楽になります。その間に食事や水分をあげて、寝かせてあげてください。
  • ぐったりしてなければお風呂に入れて大丈夫です。短時間でサッと入るのがコツです。
  • お腹を壊していなければ食事に特に制限はありません。無理にあげる必要はありませんが、水分はこまめにあげるようにしてください。

外来でよく受ける質問を解説しました。小さなおこさんが高熱を出したら、パパもママも戸惑うと思いますが、経験をつむことによってだんだんと発熱の対応が上手になりますよ。本記事の内容も参考にして取り入れてみてください。

-子どもの病気

おとなとこどもの健康ノートをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む