内科&小児科

ダイエットで最も大切なこと【必須です!】

コバヤシです。

外来には「やせたいです!」って相談に来院される方がたまにいらっしゃいますよ。

ご自分で調べてきてマジンドールという食欲抑制薬を期待される方、漢方薬でやせるのではないかと期待されて来院される方がいます。

そこまで露骨ではないにせよ糖尿病や脂質異常症、高血圧といった生活習慣病のためにダイエットしなくちゃって思っている方はかなりたくさんいます。

ぼくは、ちょっとしたことをきっかけに半年くらい前からダイエットをしています。

実際のところ10kgくらいやせることができました。

ちまたでいわれているいくつかのダイエットを合わせてやっていて、いまだに試行錯誤の毎日です。

とくに最近は停滞しており悩んでおります。標準体重になりたい!

今日は自分が思うところのダイエットで最も大切なことのひとつは「自分の口にいれるものの栄養・成分を確認すること」であることを紹介します。

なぜ成分表示を確認することが大切か?

「ダイエットを頑張ってます!」、「あまり食べてないと思います」、「毎日、運動しています」とおっしゃられる方はたくさんいます。

実際のところぼくもそうでした。

ご飯を減らしみたり、ジョギングしてみたりと頑張っているつもりなんです。

でも、やせないのです。

これはなんでかな?ってずっと思ってました。

しかし、あるときにジムのトレーナーさんの指導を受けて考え方が変わりました。

「コバヤシさんはどんなものを食べてますか?」「どれくらい炭水化物をとってますか?」

・・・コバヤシは生まれてから実際に食べているものの成分表示を確認したことがなかったのです!

これは衝撃的な出来事でした。

例えば、糖質制限ダイエットがあります。

ご飯・パン・麺・イモ類などの炭水化物、甘い物などの糖質量を1日70〜130gほどに抑え、その代わりに、肉・魚・豆腐・チーズ類など、たんぱく質と脂質が主成分の食品や野菜をしっかり食べるダイエット法です。

糖質制限がぜったいに正しいというわけではありませんが、かりに130gに制限するとします。

どんなダイエットだって糖質を無制限にとっていては成功する訳はありません。

たとえば、このLawsonの焼さけハラミのおにぎり

たんぱく質6.6g

脂質2.9g

炭水化物40.3g

糖質39.0g

ー食物繊維1.3g

食塩相当量1.37g

ここにからあげクン北海道チーズを加えると、

たんぱく質14.6g

脂質17.5g

炭水化物8.4g

 ―糖質7.9g

 ―食物繊維0.5g

食塩相当量1.7g

デザートに「大きなツインシュー」を食べると

熱量 342kcal

脂質 24.0g

炭水化物 25.6g

糖質 25.1g

ー食物繊維 0.5g

糖質は合計で73.3gです!

たった一食で1日の糖質の許容量の半分くらいを消費しちゃいました。

ぼくを含めてダイエットを頑張っているヒトの中にはなんとなくフワッとした気持ちで頑張っているヒトがとても多いと思います。

まずは、ご自分で食べるものの裏面をよくみて成分表示を確認してみてください!

これはけっこう勇気が必要です。

Lawsonの「ぎっしり!!ぬれあんぱん」

熱量311キロカロリー

たんぱく質7.5g

脂質3.7g

炭水化物63.8g 

ー糖質59.8g!!

ー食物繊維4.0g

 食塩相当量0.7g

このアンパンをたった一個でも食べたら炭水化物的にはかなりアウトです。

お店で買うことのできるもので成分表示がなければ、スマホで調べることができます。

勇気をもって調べましょう!調べなければダイエットは絶対に始まりません!

含まれる糖質量をみたら、自然と低糖質を選びたくなりますね。

小麦ブランのチョコチップクッキー~糖質制限中の息抜き

めんどくさい場面も多い

勇気をもってしらべること、これはとても大切です。強調してもしすぎることはありません。

ただ、弱点もあります。とにかく時間がかかり過ぎるのです。

料理を得意とする方だったり、ふだんから栄養に関心のある方であれば最初からわかるのかもしれませんが、ぼくにはあまり知識がなかったので片っ端から調べました。

コンビニで調べすぎてなかなか買い物がはかどらない時間が過ぎていきます。裏をみたり、スマホで調べたり、ほかの食品と合計してみたりします。

あまりに糖質が高いとけっこうビビったり、がっかりしたりします。

食べることのできる食べ物を探してコンビニの中をウロウロウロウロしていました。

ただ、これは慣れでした。コンビニの中の食品は有限ですのでだいたいは調べつくすことができます。

目利きができてくるといろいろな食品で応用もききますし、ほかのスーパーにいってもたいていはわかってきます。

やっぱり必要だよね!

ダイエットにはいろいろな種類がありますが、無限に炭水化物をとってやせることはできないことには賛同していただけるのではないかと思います。

成分表示を確認することは最初はとても勇気の必要な行動です。

成分表示なんて気にしてストレスをためたくないって気持ちはとてもよくわかります。

しかし、成分表示を確認することはダイエットを始める上でとてもとても大切な行動のひとつです。

ぼくは食べものを買う前に成分表示をすることを強くおすすめします!

成分表示をみてダイエットのスタートラインに立ってください!

-内科&小児科

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