こころを整える

子育てのヒント【ママの自己犠牲ではダメ】

知り合いのママさんがかなり自己犠牲をしいられながら子育て・育児に奮闘していて、それでは厳しいなって思った話です。

良くも悪くも子育てのお手本は自分の父と母じゃないですか。もちろん、反面教師となることもありますけどね。

・・・ということは将来的には自分が自分の子どもたちのお手本にもなるってことですよね。

冒頭のご家庭は、ざっくり言うと、ママがフル勤務、パパは単身赴任中。お子さんは二人。

ママは朝から夜遅くまで働き、お子さんは保育園、でも保育園の終了には間に合わないので祖父母がお迎えをして、夜ごはんを食べさせて、祖父が一緒に寝るといった生活です。

ママとお子さんが接することのできるのは週末だけになってしまいます。

これではお子さんのお話を聞いてあげたり、ほめたりといったことができずに精神的に不安定になりそうです。自己肯定感もなかなか育ちにくい可能性があるかなって思います。

お子さんは「ママは自己犠牲をして家庭を切り盛りして当たり前なんだ」って思い込んでしまうと思います。

ママの自己犠牲で成り立つ家庭ではダメ

自分の幼少期を思い出すと、母がメインで家事を頑張っていました。父も手伝ってはいましたが、お料理や掃除、洗濯などは母がメインでやっていて、趣味に割く時間なんてありませんでした。せいぜい、夜にドラマを見るくらいでしたね。

家庭がうまくまわっていたのは母の自己犠牲の上で成り立っていました。

自分も母の自己犠牲ががあってあたり前だと思っていました。

日本の空気感はママに不利ですよね

日本では、母親になると「子どものために自分の時間のすべてを費やせ」と強いられる感じがあります。

「子どもが公共の場で泣いたり大きな声を出したりするのはママのせい」

「仕事やキャリアをあきらめるのはママのほう」

ママも、だれに気兼ねすることなく「自分の時間」を過ごしてもいいはず。

カフェでゆっくりしたい。ひとりで買いものにいきたい・・・。

そんなの当たり前ですよね。

(・・・、ああ、書いていて自己嫌悪に陥りそうだ)

楽しんだらダメなの?

「母親が自分の楽しみのために子どもを預けるのは非常識」という思い込みってありません?

たまには、実家に子どもを預けてパパとママだけで二人で過ごしたり、仕事じゃなくても保育園に預けて楽しんだりしてもよいはずです。

でも、多くのママたちは「息抜き」の時間を持てずに子育て、育児に毎日毎日戦っています。

息子の将来の妻にも幸せになって欲しい

自分にはいま、男の子が三人います。

もしも自分の子どもが結婚して、家庭ができたときに息子の妻にどうなって欲しいかって考えました。

「妻の自己犠牲によって成り立っている家庭を作って欲しいか?」と質問されたら、答えは「ノー!」です。

もちろん、息子には幸せになってほしいけど、息子の妻にも同じように幸せになってほしいです。我慢我慢で自分の趣味もできないような妻になってほしくない。自己犠牲を払ってやっと家庭を築けるなんていやですね。

息子にも自分の妻にも幸せになって欲しい、自己犠牲なんてやめて欲しいって思うようになって欲しいです。

ママが無理をしていないか?

ママもパパも自分のお子さんのお手本です!

自分たちが我慢を重ね、自己犠牲を払う姿を子どもたちはしっかりと見ています。

そのお子さんも将来、子育てをします。どんな姿を見せていますか?

とくにいま無理をしているママたちは注意が必要。

パパもママも幸せを目指すべきです。我慢なんてしない、伸び伸びと人生を謳歌すること、快適な人生を目指すしてよい。

そこに気がつくことはよい子育てをする第一歩です。

ときには独自の判断より専門家に相談

とくに初めてのお子さんを育てることはとても大変です。我が家も第一子は毎日が初めての出来事です。

熱が出た、おむつはいつはずすか?、離乳食はどうしたらよいか?教育資金の相談はどうしたらよいか?

とくにママたちはベストの中のベストの答えを求めて奮闘しすぎることがあると思います。「それは当たり前!わが子には最高のことをしてあげたい」

その気持ちはわかりますし、ぼくもそうしたいです。

ただ、無理をし過ぎていないかということです。100点満点を目指して、調べに調べまくって時間を費やしているママをとても多そうです。夫はそれほど熱心ではないのに。。。

しかし、あらゆる分野に精通するなんてことは、とうてい不可能です。

初めての子育てが完璧にできないのは当たり前。自分の知識や努力で足りない部分を感じたら、どんどん周囲に頼りましょう。

栄養のことであれば栄養士、体の不調であれば病院、教育資金のことはファイナンシャルプランナーです。

ママが疲れ切ってはダメなのです。抱え込み過ぎないでください。その姿をお子さんはきちんと見ています。

さいごに

どのご家庭にも当てはまる話ではないと思いますが、「ママが自己犠牲を払ってやっと家庭がうまくいってないか?」って考える時間、点検する時間は大切じゃないかって思います。

ママたちの幸せにならないと、お子さんもご家庭も幸せにはなりません。

「おまえはできているのか?」って聞かれそうです。努力はしていると言わざるを得ません。

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