おとなの病気

アルコールの適量と危険性:健康的な飲酒の実践方法

アルコールは手軽に飲めるし、仲間で飲んでいると楽しいですよね。夜の街を歩いているとそこら中にお酒を飲めるお店があるし、コンビニでも手軽にお酒を買うことができます。

しかし、過剰なアルコールの摂取は健康に大きな影響を与えることがあります。

今回は、アルコールの危険性や適量について紹介していきます。

ご自分のアルコールの適量はどれくらいでしょうか?

まずは、アルコールの適量を確認しましょう。厚生労働省が推進する「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度です。女性は男性の1/2~2/3程度が適当です。

純アルコール20gに相当する酒量

〇ビール(5%)500ml 1本

〇日本酒1合(180ml)

〇ウイスキーダブル1杯(60ml)

〇焼酎(25度)グラス半分(100ml)

〇ワイン グラス2杯弱(200ml)

〇チューハイ(7%)缶1本(350ml)

ただし、個人差があり、アルコール代謝能力や体格、健康状態によっても適量は異なります。適量を超えると、アルコールが肝臓に蓄積され、健康に影響を与えることがあります。

アルコールによる健康被害

過度な飲酒が続くことで、肝障害、膵炎や糖尿病、心疾患、高血圧、胃腸障害、がんなど体の問題が起こりやすくなります。

アルコールは満腹中枢を麻痺させるため食欲を増進させることがあります。これによって、過食を引き起こし、肥満や生活習慣病のリスクを高めることもあります。

また、過度の飲酒は睡眠障害やうつ病といったこころの問題を招くおそれもあります。脳の萎縮やアルコール関連の認知症を引き起こす可能性もあります。

飲酒している本人の健康だけでなく、暴力や虐待といった形で周囲の人にも影響を及ぼすことがあります。飲酒運転はとても危険ですよね。

あなたはどれくらい飲酒していますか?

アルコールを控える方法としては、まずは自分自身の飲酒量を数値化することが大切です。

初めの一歩として、飲酒をしなかった日をカレンダーに〇をつけることで、自分自身のアルコール摂取習慣を振り返ってみるという手もあります。

お酒を飲む機会がある場合は、アルコールの種類や量を意識してみましょう。

さいごに

「酒は百薬の長、されど万病の元」

適量であれば楽しいお酒も過度に飲み過ぎてしまうとご自身の健康を害し、周りの人々にとっても迷惑を与える可能性があります。

ご自分の適量を守って、健康的な生活を送りましょう。

-おとなの病気

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