雑談

紛争地で「働く」私の生き方(永井陽右)

今日は、永井陽右氏の著書『紛争地で「働く」私の生き方』を紹介します。

永井陽右氏はNPO法人アクセプト・インターナショナルの代表理事です。彼は「テロや紛争のない世界」を実現することをビジョンに掲げ、ソマリアやイエメンなどの激しい紛争地で活動しています。彼の活動は、テロ組織からの投降兵や逮捕者を脱過激化させ、社会復帰へと導くものです。

私がこの本を読むきっかけは、ラジオ番組「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」において、永井氏がゲストとして出演し、ソマリア紛争の現状やテロ組織の活動実態について報告していたからです。その話を聞いて興味を持ち、この本を手に取りました。

この本では、永井氏の人生やソラリア、紛争地での活動に至るまでの経緯が詳しく描かれています。

彼の道は平坦なものではありませんでした。

テロ組織の近くで働くことは命をかける覚悟が必要な仕事です。彼は命をかけてテロ組織からの投降兵や逮捕者を脱過激化し、社会復帰へと導いています。

最初に読んだとき、彼は真面目で正義感に溢れる人物だと感じましたが、幼少期の様子からはごく普通の人間であることがわかりました。

本書の中で印象的なフレーズがいくつかあります。

しかしながら、強い一貫性を持ち続けてからこそ、たどり着くことができる境地があるということもまた、事実である。強い一貫性を持って難しい仕事を続けてきて、11年経った今だからこそ、たどり着くことのできた境地が確かにあるのだと、私はそう自負している。

紛争地で「働く」私の生き方

彼自身が自らの信念に従い続けることでどれほどの影響力を持つことができるかを示していると感じます。

彼が、自分の信念を追求し続けることで、戦争やテロといった極めて厳しい状況下でも社会貢献する活動を続けられるのは、彼の人間性と強固な信念があってこそだと思います。

永井氏の真剣な姿勢や生き方は私にとって大きな刺激となりました。どんな状況においても自分の信念を持ち続け、それに基づいて行動することの重要性を教えてくれる一冊です。

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