昨年の11月にあるお子さんがひどい咳嗽を抱えていたため、クリニックから吸入器を貸し出しをしました。
しかし、再診日に受診せず、連絡も取れない状況です。何度か電話をしているのですが出てくれません。
もちろん誓約書は頂いております。
特定記録郵便を郵送したところ、受け取りを拒否されてしまいました。
当院では、この問題について弁護士に相談し、法的手続きについてアドバイスを受けています。
お子さんの症状が改善したために返却に来ない可能性や、当院の対応に不手際があったため不信感がある可能性、ご家族が別の困難に直面している可能性などを考えましたが、返却しない理由にはならないと思います。
他の患者さんも呼吸器症状で苦しんでおり、吸入器を貸し出せない状況は深刻な問題です。
訴訟になると費用もかさみますので、訴訟に至らずに吸入器を返却してもらいたいと思っています。
今回の事案から、しっかりとコミュニケーションを取ることの重要性、貸し出し機器の適切な管理、法的アドバイスの重要性を学びました。
初診の方に貸し出しをしたことも慎重に考えるべきでした。何の情報もない状態で安易に貸し出すことは慎重さが必要でした。