おとなの病気

未知の痛みから解放!シングリックスがあなたの味方

人生は予測不可能なことの連続です。神様は時には不意に私たちに試練を課すことがあります。その中でも特に厄介な疾患の一つが『帯状疱疹』

この不快なウイルスによって引き起こされる痛みと戦うことは、何とも辛い経験です。

でも、希望の光があります。その名は「シングリックス」― 帯状疱疹予防のためのワクチンです。

帯状疱疹の痛み

帯状疱疹に関連する痛みには、皮疹(皮膚症状)が出現する前に起こる『前駆痛』、皮疹が出現しているときに起こる『急性帯状疱疹痛』、そして皮疹が治癒した後も続く『帯状疱疹後神経痛』があります。

痛みは『ピリピリする』『ジンジンする』『ズキズキする』と表現されるほか、「焼けつくような」と表現されることもありますが、程度はさまざまです。

帯状疱疹後神経痛は1〜2か月で症状が落ち着く人が多いと報告されていますが、3分の1の人は3か月以上続くとされ、5分の1の人は1年以上続きます。

帯状疱疹は発症前からずっと痛みが続く可能性のある病気なのです。でも、絶望はしないでください。なぜなら、予防接種であるシングリックスが希望の手助けとなってくれるからです。

シングリックスの効果

シングリックスは初回ワクチン接種から約6〜10年までの期間、80%以上の有効性が確認されています。

50歳以上の成人では、有効性は少なくとも10年間持続することが示されています。更なる調査も進行中であり、その長期的な効果、免疫原性、そして安全性についても評価されています。

シングリックスの料金

当院での接種費用は以下です。

接種費用:1回19,500円(税込)、2回接種で39,000円(税込)

この小さな(大きな?)投資で、未来の痛みから解放されるかもしれません。

シングリックスの接種方法

50歳以上の成人には1回0.5mLを2カ月間隔で2回、筋肉内に接種します。

1回目の接種から2カ月を超えた場合でも、6カ月後までに2回目の接種をおこないます。

帯状疱疹の予防接種以外の予防方法

帯状疱疹予防のために予防接種以外に意識しておくべきポイントを挙げてみます。

食事のバランス

栄養豊富な食事を摂ることが重要です。特にビタミンやミネラルを含む新鮮な果物や野菜、良質なタンパク質、健康な脂質を摂取するよう心掛けましょう。免疫力の向上に役立ちます。

睡眠

十分な睡眠を取ることで、免疫機能が適切に働き、ウイルスや病気に対する耐性が高まります。質の良い睡眠を心掛けましょう。

ストレス管理

長期間のストレスは免疫機能を低下させる可能性があるため、ストレスを軽減する方法を見つけることが重要です。

リラックスする時間を持つことや趣味に没頭することでストレスを和らげることができます。

適度な運動

日常的な運動は免疫機能を向上させ、体全体の健康を促進します。過度な運動は体に負担をかけることがあるので、適度な運動を心掛けましょう。

さいごに

帯状疱疹は、痛みと戦う辛い経験をもたらす厄介な疾患ですが、シングリックスという帯状疱疹予防のワクチンが希望の光となっています。

シングリックスの効果は初回接種から約6〜10年まで持続し、少なくとも10年間有効性が示されています。投与費用はそれほど高くなく、未来の痛みから解放される可能性を秘めた貴重な選択肢です。

健康的な生活習慣は帯状疱疹の予防だけでなく、全体的な健康にも良い影響を及ぼすことを忘れずにください。

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