雑談

主人公意識

今日で8月は終わりですね。札幌にしてはとても厳しい夏でした。明日からは9月です。本当の時の移り変わりは早いものです。

今日はなんとなく心身ともにとても疲れていたのでコンビニで水を買ってお散歩をしながら、心地よい音楽やコンテンツを聞いたり、普段腰をかけないベンチに腰をかけて、リラックスすることができました。

先生に怒られたり、部活でうまくいかなかったり、友達関係でギクシャクしたときはそこから逃げたいと思うことがありました。ストレスを感じたり、疲れたときはそのことからちょっと距離を置いて、寄り道したり、今まで見たことのない風景を眺めて気持ちを新たにすることって大切だと思います。

今日は、松下幸之助の直弟子で、人材育成の専門家、上甲晃氏の「主人公意識」という言葉を紹介します。

松下幸之助の直弟子・上甲晃に学ぶ「主人公意識」と「やらされ意識」

上甲氏は、松下政経塾の元塾頭で、パナソニック退社後、25年間にわたり、2500名の若者たちを指導してきた人材育成のプロフェッショナルです。

「主人公意識を持て」という彼のメッセージは、ぼくの心に非常に響くものでした。

誰もが「やらされる」ことを嫌い、「自分の意志でやりたい」と思うことを喜びに感じますよね?その大切に改めて気づくことができました。

彼は青年塾の講座で、興味深いエピソードを話してくれました。バーベキューパーティーの際、肉屋を経営する先輩がたくさんのお肉を持ってきてくれたとのこと。そのお肉の入った箱を持ってみると、とても重かった。目の前にいた塾生にその箱を持たせてみると、彼も「すごく重い」と言いました。

上甲氏は、「そのまま1時間持っていてほしい」と頼みました。すると、塾生は、「こんなに重いものを1時間も持たせるなんて、虐待ですよ」と返しました。

それに対して、上甲氏は、「じゃあ、これを全部君にやると言ったらどうする?」と尋ねました。「本当にもらえるのですか?」と、塾生は喜んで答えました。

同じ物を持っていても、考え方によっては、重荷が喜びに変わるというのです。

人生も、同じようなものだと彼は教えてくれました。「やらされてやることは重荷、やりたいと思ってやることは、喜びになる」というのが、彼の教えです。

この考え方は、「与えられる教育」ではなく、「求められる教育」につながります。青年塾では、受講する塾生自身が、研修の準備と運営を主体的に行うことが求められます。なぜなら、もし上甲氏が全ての準備をしてしまったら、受講生は、「研修を受けさせられた」と感じ、それが負担に思えるからです。

この話から私たちが学べることは、やらされてやることと、自分からやりたいと思って行動することの違い、そしてその影響です。

私たちの日常生活でも、自分の意志で行動することで、より幸せに、より満足して過ごすことができます。

自分が人生の主人公であると信じ、主体的に取り組むこと。自分自身を憐れむことを止め、被害者意識を捨てること。これらは非常に大切な考え方だと、改めて思い知らされました。

-雑談

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