あなたは、子供の頃、電車のレールをひたすら走るおもちゃの電車を見たことがありますか?電車は同じレールの上を何度も何度も繰り返して走ります。大人になると、私たちの人生も少し似ていると感じることがありませんか?
「自分の経験、体験からしか判断できない人は、今、自分の走っているレールをそのまま走り続けるしかない」
著書である「読書脳」のなかで樺沢紫苑さんは語っています。
もしかして、私たちは同じレールをひたすら走っているだけの電車のように、狭い視野で世界を見ているのでしょうか?
でも、安心してください。私たちには、そのレールを飛び出し、新しい世界を手っ取り早く見る方法があります。
読書、新しい経験への最初の扉
本を開けば、それは新しい経験や知識の宝庫。未知の国や時代、異なる人々の心の中を覗き見ることができます。
ある時は古代の英雄の冒険に心を奪われ、またある時は未来の科学技術に驚かされます。小説だけではなく、歴史書やエッセイからも、様々な人の体験や知恵を吸収することができます。
そしてその旅の費用は、驚くほどリーズナブル。たったの1,000~2,000円で、貴方だけの特別な冒険が手に入ります。
しかも、オンデマンドサービス付きです。
この素晴らしさを更に感じさせる例として、山崎豊子さんの作品を紹介しましょう。
彼女は徹底した取材を行い、作品を書き上げることを信条としていました。その中でも『大地の子』は1984年から3年かけて中国での現地取材を重ねた結果生まれた作品です。
こんなにも時間をかけて書かれた作品が、ほんの数百円で手に入るなんて、本当に恵まれていると言えます!
このように読書は、小さな投資で大きな価値を得られる、まさに新しい経験への最初の扉と言えるでしょう。なぜ今すぐにでも本を手に取らないのか、理由が見つかりませんよね!
他の方法、新しい視点の探し方
読書だけが新しい経験の方法ではありません。人生のレールを変える方法はたくさんありそうです。
例えば、映画を見ること。映画は我々を異なる時代や場所、そして異なる人々の人生に導いてくれる素晴らしい手段です。ぼくは息子と映画に観に行くたびに色々なアイディアがわいてきます。
旅行も素晴らしい方法ですよね。いつもと違った土地に直接に足を運ぶことでしか得ることができない知識や視点があります。その土地を散歩するだけでワクワクしてきます。
新しい趣味を初めてみるなんて方法もありますよね。
さいごに
本を手にとって読むことで、新しいレールを見つけることができます。人生のレールからちょっと外れて、新しい経験をしてみるのもよいかもしれないと改めて考えさせられた一冊でした。