「もう大丈夫だよね?」と子どもの額を触り、安堵の吐息をつくこと、皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか? 朝起きると、前の日に熱があった子どもが元気に動き回っているのを見ると、一安心。でも、本当に大丈夫なのでしょうか?
体温の変動と子どもの特性
子どもの体温は大人よりも変動しやすいもの。特に発熱時は、夕方や夜にかけて熱が上がってくることが一般的です。そして、朝には熱が下がって元気そうに見えても、実は夕方に再び熱が上がる可能性があるのです。
体温は、一日の中で朝が最も低く、夕方に向けて徐々に上がる傾向があります。これは、病気の有無に関わらず、子どもも大人も同じです。なので、朝に熱が下がったとしても、病気が完全に治ったとは限りません。
熱の経過をしっかりチェック!
朝の元気な姿を見て、すぐに幼稚園に行かせてしまうのは少し待って。熱の経過をしっかり確認することが大切です。
一般的な風邪の場合、熱のピークを迎えた後、徐々に熱は下がっていきます。しかし、その解熱傾向をしっかり確認するためには、熱の経過や症状を表や手帳に記録することをオススメします。これによって、熱の傾向や病状の変化を把握することができます。
24時間のルールを忘れずに
最後に大切なことをお伝えします。幼稚園への通園を再開する際は、24時間以上熱がないことを確認してから行くよう心がけましょう。これは、他のお友達や先生たちへの感染を防ぐためでもあります。熱があった場合、幼稚園に連絡をとり、現在流行している感染症についての情報を得ることも大切です。
まとめ
子どもの健康は、親として最も気にかかるもの。朝の元気な姿に安心してしまいがちですが、しっかりと熱の経過をチェックし、安全に幼稚園生活を送るための対策をとることが大切です。