先日、『ゴールデンカムイ』を観に行きました。これは、日露戦争後の北海道を舞台に、元兵士の杉元とアイヌの少女アシㇼパが巨額の金塊を探す物語です。
コミックは全31巻にわたる長編です。実は私はコミックは読んだことはありませんが、映画はとても面白く、興奮しました!
長編アニメーションや小説から作られた映画には、しばしばがっかりさせられてきました。例えば、高校生のころに読んだマーガレット・ミッチェルの5巻に及ぶ小説『風と共に去りぬ』は非常に面白く、興奮する内容でした。
しかし、約2時間30分の映画は急ぎ足で物語が進み、あまり満足感を得られませんでした。
また、私は、自分で文章を読みながら場面やキャラクターを想像することがとても好きです。映画になると場面も人物像も決定されてしまい、自分の想像とかけ離れていることがしばしばあり、落胆してしまうのです。
『ゴールデンカムイ』は非常に人気があります。映画の成功は、31巻のシリーズのうち最初の3巻だけに焦点を当てたことによるもののようです。
2時間ちょっとの映画はこれらの巻を丁寧にカバーし、アクションシーンやアイヌ文化を披露しており、それが大きな反響を呼んでいるようです。
観ていても結論を急ぎ過ぎていないし、最初から最後まですごく描写が丁寧でした。一つ一つのアクションシーンにしっかりと時間をとられているし、はっと驚くことばかりで息をつく間もなく終わりました。
エンディングは続編に対する好奇心を掻き立てられ、これが長期的なヒット作になる可能性をすごく感じました。続きがとても楽しみです。