みなさん、こんにちは。今日は、私たちの健康について非常に大切な話をしましょう。
健康は、日々の生活の質に直結しています。その中で、「肥満」という言葉をよく耳にしますが、具体的にどういう状態を指すのでしょうか?
そして、なぜ気をつける必要があるのでしょうか?
肥満って何?
日本肥満学会によると、肥満とは「体に脂肪が過剰に蓄積した状態」を指します。さらに、肥満度を測るための国際的な指標として、BMI(Body Mass Index、体格指数)が用いられています。
BMIって何?
BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、個人の肥満度を測るための指標です。例えば、身長170cmで体重70kgの人の場合、BMIは以下のように計算されます。
BMI値=体重(kg)÷(身長m×身長m)=70÷(1.7×1.7)=24.22
日本では、BMIが25以上の人を肥満と定義しています。
すべての肥満が問題なわけではない
重要なのは、すべての肥満が健康上の問題を引き起こすわけではないということです。問題となるのは、肥満が以下のような11種類の健康被害を引き起こす場合です
耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常など)
脂質異常症
高血圧
高尿酸血症、痛風
冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)
脳梗塞、脳血栓症、一過性脳虚血発作(TIA)
脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患、NAFLD)
月経異常、不妊
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
運動器疾患:変形性関節症(膝、股関節)、変形性脊椎症、手指の変形性関節症
肥満関連腎臓病
もし、これらの健康障害のいずれか1つ以上がある場合、または内臓脂肪が多い場合、「肥満症」と診断され、医学的な介入が必要となります。特に、BMIが35以上の場合は「高度肥満」と呼ばれ、より注意が必要です。
体のサインを見逃さない
私たちの体は、健康に関してさまざまなサインを出しています。少し体重が増えただけであっても、それが健康にどのような影響をもたらすかを理解することが大切です。適切な食生活と運動を心がけることで、肥満を予防し、健康的な体を維持することができます。
健康的な生活を目指して
では、どうすれば肥満を予防し、健康的な体を手に入れることができるのでしょうか?
まずは、日々の食事に気をつけ、バランスの良い食生活を心がけましょう。
また、定期的な運動も重要です。ウォーキングやジョギング、自転車に乗るなど、楽しめる運動を見つけて、習慣化することがポイントです。
まとめ
肥満はただの数字以上のものを意味します。それは、私たちの健康に深く関わる重要な指標です。
日々の生活の中で少しずつ改善を加えていくことで、肥満のリスクを減らし、健康的な未来を手に入れることができます。
今日から、自分の体と健康にもう一度向き合ってみませんか?