みなさん、朝起きた時に目がべたべたして、なかなか開けられなかった経験はありませんか?
朝、起きたら目ヤニで目が開けられないというお子さんの受診が少なくありません。
その原因は、実は風邪かもしれません。今回は、風邪がどうして目やにを引き起こすのか、その謎に迫りたいと思います。
風邪と目やにの関係
風邪を引くと、多くの人が鼻詰まりに悩まされます。鼻が詰まるとただ不快なだけでなく、実は目にも影響が及びます。それが、目やにの増加です。
なぜ風邪が目やにを増やすのでしょうか?その理由を解説します。
涙の流れが鍵
私たちの目は常に涙で潤されていますが、その涙は鼻涙管というパイプを通って鼻へと流れていきます。
このパイプが、まるで小さなトンネルのような役割を果たしているのです。
しかし、風邪を引くとこのトンネルの出口が鼻詰まりによって塞がれてしまうことがあります。
出口が塞がれると、行き場を失った涙が目に溜まります。
そして、夜の間にこれらの涙が乾燥し、目やにとなるわけです。
この現象は、まるで道路が渋滞しているかのようなもの。涙の正常な流れが妨げられることで、目やにが増えてしまうのです。
鼻水と目やにの意外な関係
さらに、風邪を引くと鼻水がたくさん出ますが、この鼻水が目やにの一因になることもあります。
どういうことかというと、鼻水が逆流して目の周辺に流れ出て、目やにとなるのです。
まとめ
朝起きた時の目のべたつき、実は風邪のせいかもしれません。
風邪が鼻詰まりや鼻水を引き起こし、それが目やにの原因になっているのです。
風邪と目やにの関係を再認識していただければと思います。