4月になり、保育園に初めて入園したお子さまが風邪を引くケースが増えています。保護者の皆様にとっても、お子さまの小児科受診が初めてであり、不安を感じていることと思います。今日は、特に診察の際にお子さまを安全に抱っこする方法をご紹介します。
小児科の診察では咽頭観察、迅速検査、吸引などの処置が行われることが多く、お子さまをしっかりと抑えなければ危険な場合があります。ここでその手順をおさらいしましょう。
診察時にお子さまを抱っこする際は、安全第一です。以下の手順を踏むことで、お子さまとあなた自身の安全を確保することができます。
正しい座り方
診察用の椅子に深く腰をかけましょう。深く座ることで、抱っこしているお子さまがぐずったり動いた際に、ずり落ちるリスクを減らすことができます。椅子に深く座ることは、安定感を増し、予期せぬ落下の危険を防ぎます。
お子さまの安定した位置づけ
お子さまをご自身の太ももの上にしっかりと乗せ、足を軽くクロスさせて固定します。お子さまの足はご自身の足の間に挟み込むことで、より安定し、動きにくくなります。
抱っこの方法
お子さまを腕でしっかりと抱きかかえ、手が出ないように注意してください。胴体がしっかり抱えられることで、お子さまが動きやすくなり、診察中にずり落ちたりする危険を防ぐことができます。
診察中の注意点
お子さまの顔をのぞき込んだり、トントンとあやしたりするのは控えましょう。これらの行動はお子さまを落ち着かせるかもしれませんが、抱っこが不安定になる原因となり、診察の妨げにもなりかねません。
スタッフのサポート
抱っこが難しい場合や不安がある場合は、スタッフにお手伝いをお願いすることも可能です。お気軽にスタッフに申し出てください。
診察中のお子さまの安全を確保するためにも、これらのポイントを守り、安全で快適な診察を心がけましょう。お子さまの安全は何よりも重要です。何か不明な点や不安な点があれば、遠慮なく医療スタッフに相談してください。