
👩🦰オレンジさん:ねえミドリ先生、子どもの鼻水、最初は透明だったのに、だんだん黄色くなって、最後は緑っぽくなったの。これって大丈夫なの…?
🟢ミドリザウルス先生(以下ミドリ先生):ふふふ、いい質問ですね。それ、実は“体がちゃんと戦ってる証拠”なんです。今日は「鼻水の色」にまつわる5つの疑問にお答えしますね!
❓Q1:そもそも鼻水ってなんで出るの?

🟢ミドリ先生:鼻水は、体を守るバリアなんです。空気中のウイルスやホコリ、花粉などが体に入ってこないように、鼻の粘膜が“ぬるぬる”を出してブロックしてくれているんですよ。
👩🦰オレンジさん:へえー、ただの水分じゃないんだ!
🟢ミドリ先生:そうです!しかも、異物が入ってきたら、洗い流すように量も増えるんです。
❓Q2:透明な鼻水って何のサイン?
🟢ミドリ先生:透明な鼻水は、アレルギーや風邪の初期によく見られます。さらさらしていて、水っぽいのが特徴ですね。
👩🦰オレンジさん:あー、うちの子、花粉の時期になるとよく出てるかも。
🟢ミドリ先生:その通りです!アレルギーの場合は、花粉やハウスダストなどに反応して、体が異物を外に出そうとしている状態なんです。
一方で、風邪の場合もウイルスが鼻に入ってきたタイミングで、まずは“洗い流そう!”と体が反応して、この透明な鼻水がたくさん出るんですよ。
👩🦰オレンジさん:じゃあ、アレルギーと風邪って、鼻水だけで見分けられるの?
🟢ミドリ先生:なかなか難しいところですが、アレルギーはくしゃみや目のかゆみがセットで出ることが多いですね。風邪なら、のどの痛みや熱、だるさが一緒に出てくることが多いです。
👩🦰オレンジさん:なるほど〜!鼻水の“仲間たち”をチェックすればいいのね!
🟢ミドリ先生:そのとおり!鼻水は“体からのヒント”なので、周りの症状もあわせて見ることが大切ですよ。
❓Q3:どうして黄色や緑になるの?

🟢ミドリ先生:実はここが一番面白いところ。鼻水が黄色や緑色になるのは、白血球たちが異物と戦った証拠なんです!
👩🦰オレンジさん:え!?白血球って、戦うやつ?
🟢ミドリ先生:そう!ウイルスや細菌が入ってくると、体の免疫部隊=白血球(特に好中球)が鼻の中に集まり、攻撃を始めます。その時に酵素や活性酸素を使って敵を倒すんです。
👩🦰オレンジさん:うわ、本気の戦い!
🟢ミドリ先生:そして戦いが終わると、白血球たちも命を落とします。死骸や酵素が鼻水に混ざることで、黄色く見えたり、時間が経って緑っぽくなるんです。
❓Q4:色が濃い=悪化ってこと?
🟢ミドリ先生:必ずしもそうではありません。色が濃いからといって悪いわけではないんです。実は、鼻の中に長くとどまって水分が減ると、色は濃く見えることもあります。
👩🦰オレンジさん:へえ〜、それだけであわてて受診しなくてもいいのね。
🟢ミドリ先生:そうです。ただし、発熱・咳が続く・食欲がないなど、他の症状とあわせて判断することが大切です!
❓Q5:いつ病院に行けばいいの?

🟠オレンジさん:ミドリ先生、色がついた鼻水って、ずっと続いてたらやっぱり心配?
🟢ミドリ先生:いい質問ですね!黄色や緑の鼻水がどれくらい続くかは、受診の目安にもなります。次のポイントを参考にしてみてください。
✅ ① 期間で判断しよう
- 風邪の場合:数日〜1週間程度で鼻水の色や量がだんだん落ち着いてくることが多いです。
- 10日以上続く場合:改善せず、粘り気が強かったり、においが気になるときは副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性があります。
✅ ② 鼻水の変化や他の症状もチェック!
- 鼻水の色や粘りが濃くなる
- 頭痛・顔の痛み・発熱・鼻づまりがひどくなる
- においがわかりづらい(嗅覚障害)
こんなときは、体がまだ異物と戦っていて治っていないサインかもしれません。
✅ ③ 自分で様子を見てOKな場合
- 鼻水の量が徐々に減っている
- 色も薄くなってきた
- 発熱やその他の症状がなく、子どもの元気もある
このような場合は、無理に受診しなくても大丈夫なことが多いです。
✅ ④ 医療機関を受診すべき目安
- 10日以上、鼻水が続いている
- 症状が改善しない or むしろ悪化している
- 頭痛や顔の痛み、発熱、元気がないなど全身症状がある
- 不安が拭えないときは早めの相談を!
🟠オレンジさん:たしかに、“元気かどうか”って一番大事かも!
🟢ミドリ先生:その通りです。色だけじゃなくて、体全体の調子を見て判断してくださいね。
迷ったときは、いつでもご相談ください。
✨まとめ|鼻水の色は「体ががんばった証」!
👩🦰オレンジさん:鼻水って、ただの汚れじゃなくて、戦った証だったんだね!
🟢ミドリ先生:そうなんです。色の変化に一喜一憂せず、子どもの全体の様子を見て、困ったらいつでも相談してくださいね。