
ご家族の誰かが感染症にかかると、
「私は外に出てもいいのかな?」
「子どもは学校に行っても大丈夫?」
とよく質問をいただきます。
原則:無症状なら外出OK
現在は、新型コロナを含めて 家族が感染していても、無症状の人に外出制限はありません。
もちろん、外出時には以下の工夫が安心です。
- マスク(特に人混みや医療機関)
- こまめな手洗い・手指消毒
- 換気や人との距離に気を配る
そして、最初の数日は体調の変化に注意しましょう。発熱や咳などが出てきたら外出を控え、受診を検討してください。
学校や園の場合
出席停止が決まっているのは「本人が感染したとき」だけです。
例えば…
- 水ぼうそう → すべての発疹がかさぶたになるまで
- 百日咳 → 特有の咳が消えるまで、または抗菌薬内服5日間終了まで
- 新型コロナ → 発症後5日かつ症状軽快後1日まで
家族が感染しているだけでは、原則として登園・登校の制限はありません。
仕事先や学校から「来ないで」と言われたら?
新型コロナを含め、法的な外出禁止はありません。ただし、職場や学校が独自のルールを定めている場合があります。
そのような連絡を受けたら、
自分の体調
家族の感染状況
をきちんと説明し、先方の指示に従って行動することが大切です。
感染症ごとの違いは?
「じゃあ水ぼうそうや百日咳、マイコプラズマ、RS…どうなの?」と気になる方も多いですが、基本の考え方は同じです。
- 健康な家族は外出OK
- 体調に変化が出たら外出は控える
- 家庭内での感染対策をしっかり
一部の病気(水痘ワクチンの緊急接種、百日咳で乳児がいる家庭の予防内服など)では追加の対応がある場合もあります。必要に応じて医師にご相談ください。
家の中でできる工夫
- マスク(患者さんと看病する人)
- 手洗い・うがい
- 換気
- タオルやコップの共用は避ける
- ドアノブやトイレの清掃
ちょっとした工夫で家庭内の感染リスクを減らすことができます。
まとめ
- 家族が感染しても、健康な人に外出制限はありません。
- 学校・園の出席停止は「本人が感染した場合」だけ。
- 体調変化と基本的な感染対策に気をつけましょう。
迷ったときは、どうぞお気軽にご相談ください。
安心して生活できるように、一緒に工夫していきましょう🌿