
炭酸水で錠剤が飲めた!?わが子の不思議な成功体験から
「炭酸水だと薬が飲める!」(息子、中学生)
初めて聞いたとき、正直ちょっとびっくりしました。「関係あるの?」
でも実際にやってもらうと——確かにスッと飲める。
あれほど苦労していた錠剤が、泡の力でスルッと喉を通るのです。
炭酸水で飲める理由は?
実はこれ、全くの偶然ではないかもしれません。
調べたところ、炭酸のシュワッとした刺激は、喉や舌の感覚を強く刺激し、「飲み込み反射(嚥下反射)」を起こしやすくします。
医学的にも、嚥下障害(飲み込みが難しい人)のリハビリで「炭酸刺激が反射を促す」ことが報告されています。
つまり、炭酸水は“飲み込みスイッチ”を押してくれる可能性があるのです。
ただし「薬の飲み方」としてはまだ研究途上
炭酸で錠剤が飲みやすくなるという直接的な研究はほとんどありません。でも、「飲めるようになった」経験があるなら、それは十分に意味があると思います。
なぜなら、心理的な抵抗が小さくなるだけでも大きな一歩だからです。
薬を前にして「飲めないかも…」と思うか、「これなら飲めそう」と思うかで、成功率は全く変わります。
そのあとに息子はぬるま湯でも錠剤を飲めるようになりました!( ;∀;)
おそらくは「慣れ」を作ることがポイント。焦らず、成功体験を積み重ねるのがコツです。
炭酸水を使うときの注意点
- お腹の張りやすい子、逆流しやすい子は控えめに。
- 薬によっては水以外で飲むと吸収や効果が変わるものがあります(以外に多いです・・・)。(疑わしいときは薬剤師に確認)
- 無糖の炭酸水を使うのが基本。甘い炭酸飲料は避けましょう。
まとめ
科学的に完全に証明されたわけではありませんが、炭酸水が「飲み込みやすさ」を助けるという感覚は理にかなっています。
子どもが自分に合った「飲み方」を見つけられたなら、それは最高の成果。
薬を“無理に飲ませる”から、“自分で飲める”。小さな成功体験が、次の自信につながる、ぬるま湯や水での錠剤服用につながります!