
札幌の朝は冷え込みが厳しく、布団から出るのが少し億劫な季節ですね。
☃️ ストーブでお部屋が温まるのを待つ間や、朝のコーヒーを淹れる間の数分間。その時間を自分の健康のために使う『血圧朝活』を始めてみませんか?実は今、この朝の習慣が将来の健康を大きく左右すると注目されているんです。
実は、日本人の血圧管理には意外な事実があります。日本高血圧学会の「10のファクト」を参考に、今日から無理なく始められるヒントをまとめました。✨
意外と知らない?日本人の血圧の「現在地」
「血圧が高い」と言われても、痛みなどの自覚症状がないため、つい後回しにしてしまいがちですよね。しかし、データを見ると少しドキッとする事実があります。
- 日本の現状: 主要な国々と比べると、日本の血圧コントロール状況は残念ながら最下位レベルと言われています 。
- 適切なコントロール: 血圧がうまく管理できている人の割合は、女性で29%、男性で24%にとどまっています 。
- 隠れたリスク: 高血圧は、将来の脳卒中や心臓病、さらには認知症を引き起こす大きな原因になります 。
日本では、年間約17万人もの方が高血圧に起因する病気で亡くなっているのが現状です 。
「まずは家庭血圧」から始めてみませんか?
いきなり厳しい食事制限や運動を始めるのは大変ですよね。そこでおすすめしたいのが、「お家で血圧を測ること」です。
- 家庭血圧の力: 日本は家庭血圧計がとても普及している国です 。ドラッグストアでも購入可能です!家でのリラックスした状態の数値は、診断や治療にとても役立ちます 。
- 目標を知る: 年齢に関わらず、まずは「上が125未満、下が75未満」(ご家庭で)を目指すのが理想的です 。
- 小さな変化で大きな効果: 上の血圧を10mmHg下げるだけで、脳卒中や心臓病のリスクを約2割も減らすことができます 。
まずはご自身の今の数字を知る。そこが健康への第一歩になります。😊
無理なく続けるための3つのポイント
日常生活の中で、少しだけ意識を変えてみることから始めてみましょう。
- 「マイナス塩分」を意識する: 日本人は平均して1日約10gの塩分を摂っていますが、高血圧の方は6g未満が推奨されています 。お醤油を「かける」のではなく「つける」にするなど、小さな工夫でOKです。
- お薬を味方につける: もしお薬が必要になっても、最近のお薬は安価で安全なものが多く、副作用のリスクよりも血圧を下げるメリットの方がずっと大きいです 。
- 生活習慣を少しずつ: 軽い運動や節酒、肥満の解消も血圧を下げる助けになります 。札幌の冬は外での運動が難しいので、お家でストレッチをするだけでも素敵ですね。🏃♂️
まとめ
血圧の管理は「我慢」ではなく、「未来の自分へのプレゼント」です。
「数値が高いと怒られるかも……」なんて心配はいりません。家庭血圧を測ってみて、「ちょっと高いかな?」と思ったら、そのメモを持って気軽にお話しに来てください。
出典:
- 日本高血圧学会「高血圧の10のファクト~国民の皆さんへ~」
- 高血圧管理・治療ガイドライン2025
【この記事を書いた医師】
南22条おとなとこどものクリニック 院長
小林 俊幸
小児科・総合内科
この記事は、札幌市で日常診療を行っている医師が、
診察室でよく受ける質問をもとに執筆しています。
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