当クリニックのキッズコーナーにいくつかのおもちゃが置かれやウォールシールが貼ってあります。いくつかの絵本もおいてあります。
おもちゃや絵本は年齢を考えておくようにしているのですが、私たちが大切にしているのは、「子供向け」のおもちゃや絵本を提供することです。
「はっ?意味不明、おもちゃや絵本は子ども向けに決まっているだろう」って言われそうですね。
ここで注意しなければならないのが、「子供だまし」にならないということです。
「子どもだまし」にならない
コロコロコミックの編集者の話を一部抜粋します。
子供向けのコンテンツとは、「大人の自分が本当にかっこいいと思っている(こと)を、分かりやすく伝えているコンテンツ」です。
「これは絶対に子供だってかっこいいと思うはず!でもちょっと難しい(分かりづらい)かもだから、分かりやすくしよう!」これが子供向け。
当然、自分がおもしろいと思わないものは、子供にだっておもしろくありません。
熱も伝わりません。
逆に子供だましとは、「大人の自分はあんまり好みじゃないけど、たぶん子供はこういうのがたぶん好きなんだろうと思って作られているコンテンツ」です。
キッズコーナーにおいてあるおもちゃや絵本は自分で読んだり遊んだりしても面白いと思うものにしています。
ウォールシールも、心が和むデザインや季節感を感じることができるものを選んでいます。
当然なことですが、まずは小さな部品が付いているおもちゃや、食べ物の形をしたおもちゃなどは誤って飲み込んでしまうため避けています。また、鋭利な部分がついているおもちゃや、壊れやすいおもちゃなども、子どもたちに怪我をさせる危険があるので避けています。
見た目が楽しいだけで中身があまり面白くないおもちゃや、安易に壊れてしまうものは、子どもたちの興味を引くことができず、長く楽しめません。そのため、質の良いおもちゃを選んでいます。
質の良いおもちゃとは、子どもたちの想像力や創造性を刺激するものであり、長く楽しめるものです。これらのおもちゃは、それなりの値段がしますが、「子ども向け」の大切なおもちゃといえます。
「子どもだまし」の健康情報
「子どもだまし」の情報にひっかかるのは子どもだけではありません。
大人だって、「子どもだまし」の健康情報に引っかかることがあります。「患者だまし」とも言えますね。
インターネット上には、健康に関する情報がたくさんありますが、中には正しい情報とは異なる、危険な情報もあります。
例えば、ある食品やサプリメントがあらゆる病気や症状を治すと謳われたり、自然療法や代替療法が従来の医学よりも優れていると主張されたりすることがあります。
以下の記事ではとある塾の先生の書いた記事です。
「子ども向けの授業ができているだろうか?子どもだましな授業になっていないだろうか?」という自問自答の態度が素晴らしいと思いました。
さいごに
「子どもだまし」のコンテンツは誰にとっても必要なないものです。
今後も自分が体験して楽しい!、面白い!、なごむ!と思える「子ども向け」の絵本やおもちゃ、ウォールシールを探していきます!