みなさんやみなさんのご家族が生活習慣病や喘息などの慢性疾患を抱えていて、通院先を変更したいと考えているときの注意点を紹介します。
あなたの医療情報は大切です
慢性疾患の治療は長期的な視点から考えられ、あなたの医療情報の全体像を把握することが非常に重要です。
しかし、紹介状や以前の医療記録がない状態で新たな医療機関にうつると、医療提供者はあなたの病歴や治療経過を完全に理解することができません。
あなたができること
新たな医療機関に移る際に検討すべきいくつかのポイントを示します。
以前の医療機関からの情報
通院先を変更する前に、あなたの現在通っている医療機関から紹介状をリクエストしましょう。これには病歴、診断、治療計画、処方内容、検査結果などが含まれます。
病歴の把握
あなた自身も自分の病歴を把握しておくことが大切です。
これには、症状の歴史、現在の症状、試した治療法、現在服用している薬物などが含まれます。
ご自身で服用しているお薬なのに初対面のときに「このお薬は飲んでいた方がよいのでしょうか?」と質問を受けることがありますが、たいていの場合にはわかりません。
私たちの役割
新たな医療機関として、私たちはあなたの健康状態を評価して、最適な治療プランを提供することを目指します。それにはあなたの詳細な情報が不可欠です。
まとめ
あなたの医療情報はあなたの健康と治療を継続するためにとても重要です。通院先を変更する場合は、十分な情報を新たな医療機関に提供することを心掛けてください。
私たち医療提供者は、治療を最善に行うために、病歴や治療経過を理解することが必要です。それには、患者様から得られる情報が不可欠です。
慢性疾患は短期間で治るものではありません。そのため、治療計画は長期的な視点から考えられ、それにはあなたの全体的な医療情報が必要となります。