麻疹(はしか)は高い感染力を持つウイルス性疾患です。時に重症化する可能性があります。そのため、予防接種を打っているかどうか確認する必要があります。
当クリニックにも麻疹ワクチン並びにMRワクチンについての問い合わせ、接種希望者が増えております。
国内で麻疹の感染報告が相次いでおります。
都内在住の5歳未満の男の子が「はしか」感染 先月末に南アジアから帰国 東京都発表
東京都内に住む5歳未満の男の子が麻疹に感染したという報告もありました。この男の子は、発熱や発疹などの症状が出た後に医療機関を受診し、感染が確認されました。現在は入院していますが、症状は落ち着いており、快方に向かっているとのことです。
感染経路は未だ特定されていませんが、この男の子は南アジアからの帰国後に症状が出現しました。麻疹は国内外で依然として流行しているようです。また、同じく麻疹の感染が確認された大阪市在住の20代女性とは異なる感染経路をたどっている可能性が高いとされています。
予防接種の確認と接種
麻疹予防接種の確認、接種はとても大切です。麻疹予防接種は、麻疹の流行を防ぎ、個人だけでなく社会全体の健康を守るために極めて重要です。
特に、未就学児や若年層では、接種を確実に受けていることを確認しましょう。
親御さんや保護者の皆様には、お子様の予防接種の接種歴を確認していただき、まだ受けていない場合は早めに接種を受けることを強くお勧めします。
また、成人でも未接種の方や接種歴が不明な場合は、医療機関に相談をお願いします。
まとめ
麻疹は、適切な予防策を講じれば防ぐことが可能な疾患です。最近の麻疹の感染報告が相次いでいるので、まずは予防接種の接種歴を確認し、必要であればワクチン接種をすることがとても大切です。
麻疹予防接種は、個人を守るだけでなく、集団免疫を形成し、社会全体を保護するためにも不可欠です。安全で健康的な社会を維持するために、今一度、予防接種の確認を行いましょう。