子どもたちの健康を守るために私たちができる大切なこと、それは「ワクチン接種」です。
今日は、令和6年4月から始まる新しいワクチン、「バクニュバンス」に注目します。
肺炎球菌ってなに?
みなさん、「肺炎球菌」って聞いたことありますか?この菌は、小さい子どもたちにとって大きな敵です。
なぜなら、肺炎球菌が原因で、命にかかわる病気、たとえば「髄膜炎」や「菌血症」などを引き起こすからです(侵襲性肺炎球菌感染症)。
小さい子どもたちは、病気に勝つ力がまだ十分じゃないので、特に注意が必要なんです。
新ワクチン「バクニュバンス」って?
これまで、13種類の肺炎球菌を防ぐ「プレベナー13」というワクチンがありましたが、すべての肺炎球菌をカバーできるわけではありませんでした。
そこで新しく登場したのが、「バクニュバンス」です。この新ワクチンは、プレベナー13で守れた13種類の肺炎球菌に加えて、さらに2種類(22Fと33F)の肺炎球菌を防げるんです。これらの肺炎球菌も、髄膜炎や菌血症の原因になりえます。
つまり、この新しいワクチンで、もっと多くの子どもたちを守れるようになったというわけです。
大切なのは「早めの接種」
肺炎球菌による病気は、小児と高齢者に多いのですが、小児では1歳児が最も多数を占め,次いで1歳未満と2歳児、3~5歳児となっています。
発症例は3歳児までに多いのですが、1歳未満から発症を認めるので、生後2か月から予防接種を始めることが、とっても大切です。
まとめ
新しい15価肺炎球菌ワクチン「バクニュバンス」のおかげで、私たちは子どもたちをさらに強く守ることができるようになります。
しっかりとワクチンを接種して病気を予防していきましょう。