こころを整える

園医からみた預けたい保育園のポイント2点

ぼくの息子は保育園に通っているので最近の保育園、保育士の虐待事件のニュースには食い入るように見てしまいます。

自分の子どもを預けている方は同じような気持ちではないでしょうか?また、これから保育園を選ぶご両親は不安があるのではないでしょうか?

ぼくは園医として数か所の保育園の健診をしております。

保育園に健診にいって終わるころには、「この保育園ならうちの子どもを入れたい!」とか、「ここはちょっと入れたくないなー」というのが分かってきます。

保育園選びでは場所と自分の勤務時間からあまり選びようがないですが、本日はぼくが父と園医の立場で保育園選びに大切だと思うポイントを2点お伝えしたいと思います。

「園長の方針」と「食事介助」が大切です。

園長の方針【見学と園長と話すことは必須】

じぶんの息子を保育園に通わせるときに園長とお話をしました。

その園長先生は自分の子どもを保育園に通わせているときにいろいろと不便を感じたそうで自分が保育園を設立したそうです。パワフルな方で真似はできませんw

まあ、そうなると痒いところに手の届くサービスになりますよね。

「使用済みのおむつは保護者が持ち帰る」といった「3歳児以上の給食はおかずだけ、ごはんは持参」といった謎のルールはありません。オムツは購入しなくてもよいですし、お昼寝布団の持ち帰りもありません。

保護者の立場を経験しているからこその方針かと思います。働く親の負担が最小限であり、お子さんも快適に過ごせる環境が整ってます。

親が疲弊しない

子どもの立場に寄りすぎて謎のルールがたくさんあると親が疲弊します。親が疲弊すると子どもにやさしくなれません。

知り合いの通っている保育園では毎週末にお昼寝布団の持ち帰り、カバーを洗濯して代えてもっていかなければなりませんでした。そうなるとご両親の負担が増えますよね。

園長先生をよく見かけます

良い保育園では園長先生を保育園で見かけます。

さまざまな行事にも一緒に参加をしたり、お子さんがケガをしていたり、喧嘩をしていたりすると、その原因を担当の先生に確認しているのを見かけます。

園長先生はたぶん義務感から保育園に来ているのではなく、保育園が心底から好きなんじゃないかと思います。

やばい保育園ではそもそも園長先生は来ません。

食事介助は不適切保育が起きやすい

食事介助は不適切保育が非常に起きやすいと言われています。

自分の子どもの食事介助でもなかなか食べてくれないとイライラしてしまいますもんね。

まずい保育園では、ご飯やおかずを乳児の口に突っ込むような介助をします。

保育園の先生は連絡帳を書いたり、お昼寝させたりと非常に忙しいので、食事介助を急がせる気持ちはわかります。でも、窒息の危険もある危ない行為ですので見学の際にはそこはしっかりと確認する必要があります。

スプーンを出して、子どもが口を寄せてきて、そこでスプーンを口に入れてあげるというのが正しい食事介助です。ゆっくりとした声かけも大切です。介助者の方からスプーンを口にもっていってないか、声かけがきちんとされているか確認してください。

まとめ

保育園を選ぶときに「園長の方針」を聞くことと「食事介助」を確認することが大切であることを紹介しました。

保育園では園長先生の方針が色濃く反映されます。保育園の見学と直接、園長先生のお話を聞くことが大切です。子どもに寄りすぎていてもご両親の負担が辛くなり、お子さんにも育児にも影響してしまいます。

食事介助は不適切保育の起きやすい場面です。正しい食事介助がされているか確認してください。

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