こころを整える

精進する

今日は、わが息子の小学校卒業式でした。息子が6年間を過ごした学校での思い出を振り返ると、感動が込み上げました。喧嘩もしたし、誤解もしたし、心の行き違いもあったけれど、謝ったり、謝られたりもしました。

今後、息子が中学校に入っても、日々精進してほしいと思います。卒業式で、よく使われるこの「精進」という言葉の意味を調べました。普段、ぼくも何気なく使っていたけれど、深い意味があることが分かりました。

みなさんは「六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)」という寺があることを知っていますか?この寺は京都市東山区にあり、禅宗の寺院で、日本でも有名な禅の寺のひとつです。

「六波羅蜜」とは、仏教における6つの修行のことを表します。具体的には、「慈悲・戒律・忍耐・精進・禅定・般若」の6つの修行です。

その中で、「精進」という修行は、いろいろなことに対して最善を尽くすことを意味します。自分が大切に思うことに向き合って、一生懸命に心を尽くし、努力を積み重ねることが大切です。

人生には、色々な瞬間があります。たとえば、試験で良い成績を取ったり、大切な人から褒められたりすると、嬉しい気持ちになるでしょう。

その時、自分の反応によって、その後の生き方が大きく変わってしまうことがあります。浮かれすぎて過剰な自信に陥ってしまったり、他人を軽視してしまったりすることもあります。

しかし、それとは反対に、その瞬間をきっかけに、さらに努力しようと思う人もいます。自分自身を見つめ直して、もっと頑張ろうという気持ちになるのです。

例えば、テストで良い成績を取った時、喜んで浮かれ過ぎず、次のテストでも同じような成績を取るために、さらに勉強に精進することが大切です。また、スポーツで勝った時も、相手を軽視するのではなく、次の試合でも同じくらい頑張るために、さらにトレーニングに励むことが大切です。

物事がうまくいったり、自分の思い通りになったりするときにこそ、人間の生き方が現れます。そのとき、浮かれて浮足立ってしまうか、それとも、さらに精進を心がけるか、自分自身が大切にする価値観を持って生きることが大切です。

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