クリニック実況

クリニックにおける呼び出しベルのメリットとデメリット

クリニックでは感染症の方が集まる場所ですので、一世を風靡した「三密(密閉・密集・密接)」回避が求められる場所です。そこで活躍するのが呼び出しベルです。

当院では先週から呼び出しベルのデモを行っていました。

メリットとデメリットが見えてきたのでお知らせします。

メリット

待ち時間のストレス減少

通常はいつ呼ばれるのか気にしていなければいけないため、患者さんのストレスに繋がる可能性が高いです。しかし、呼び出しベルがあれば安心して待っていることができます。

人手不足解消

感染拡大を気にしてクリニックの外で待ちたいとおっしゃる患者さんがいらっしゃいますが、呼びに行く手間が省け、効率よく診療にいくことができるのでスタッフにとってメリットです。

密を避けられる

呼び出しベルは遠距離でも使うことができるので、車で呼ばれるまで待機したり別の場所で時間を潰すことができます。

そのため、待合室に人が集まるのを避けることができ感染のリスクを下げることができます。

デメリット

コストがかかる

当たり前ですが、機器を購入する必要があるのでコストがかかります。

場所をとる

呼び出しベルは1人に1つ渡すものなので、必要数が多いです。特に先週の土曜日には最大で同時に5台の子機が出ておりました。

デモ機は10台だったのですが、クリニックの受付周りはパソコンが4台にプリンターが2台、スキャナーなどと色々ありこれ以上の機器を置くのはまさに危機です。

もし本格的導入となると整理整頓が必要になります。

紛失の恐れ

クリニックの検査機器を持ち帰って返してくれない方がたまにいます。

先日は子どもに使用する吸入器を貸し出したのですが返してくれません。電話も出ないし、催促状も受け取り拒否です。過去にも数例あって警察に介入して頂いたケースもあります。

子機の紛失対策が必要かもしれません。

駐車場内でしか使用できない

駐車場でしか使えないために院内で待つことを選択した患者さんもいました。

これはハイグレードの機種にすることでほかの店舗に入っても呼び出しベルは通じるようにすることが可能になります。

アクロスプラザ南22条全体を待合室ととらえることができるかもしれませんね。

ただし料金がめっちゃ上がります。

さいごに

おおむね好評でしたので様々な要素を考慮しながら準備を進めております。また、ご報告します。

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